2月13日は日本遺産の日　第3回日本遺産推進フォーラムを遠隔方式で開催

第3回日本遺産推進フォーラムで司会進行を務める(自民党本部で)

をモットーとする参議院議員赤池まさあき(比例代表全国区)です。

2月12日(金)、自民党本部において、第3回日本遺産推進フォーラムが遠隔方式で開催されました。私が部会長を務める文部科学部会と文化立国調査会(山谷えり子会長)の共催で、日本遺産推進議員連盟(下村博文会長)の後援です。全国の認定地域の関係者が150名以上が参加してくれました。

日本遺産とは、文化庁が推進する事業で、文化財を組合せて、地域の魅力を「物語」を発信しようというものです。世界遺産が有形文化財を「点」で保護することを目的としていますが、日本遺産は有形だけでなく無形文化財も対象として、物語で繋いで「線」から「面」で保護だけでなく、活用しようというものです。平成27年度から認定が始まり、丸6年間で104件が認定されています。

・詳細は　https://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/stories/index.html

第1回目の日本遺産推進フォーラムでは、国民への周知度を高めるために「日本遺産の日」を提案し、その後2月13日に決まりました。

第2回目の日本遺産推進フォーラムでは、日本遺産の価値を高めるために、入れ替え制の提案を行い、その詳細が先頃決まりました。

第3回目の今回は、コロナ禍でもあり、また、コロナ禍であるからこそ、それぞれの地域がもっている本質的な価値(ブランド力)を磨き上げて、この難局を地域全体で乗り切る力の源泉にしてもらうべく、国と地域、官と民の関係者を繋ぎ、支援を強化していくことを狙っています。

●日本遺産の入れ替え制　重点地区と候補地区の選定へ

(出所：日本遺産フォローアップ委員会)

　まず、文化庁や観光庁等の各省庁の日本遺産関連の支援策の説明を頂きました。

　次に、日本遺産の価値を高めるために、有識者による日本遺産フォローアップ委員会の丁野委員長から入れ替え制等の新たな仕組みについて説明を頂きました。今年の4月から、初年度に認定を受けた19件から、重点地区を選定して、先進モデルとするべく、国からの重点支援を受けることができます。また、4年後の入れ替え制を目指して、候補地域の公募が始まります。

　https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/nihon_isan/#anchor01　

●北前船が文化ツーリズム賞　48地域を民が主導

荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間

～北前船寄港地・船主集落～　(出所：日本遺産ポータルサイト)

　そして、事例紹介ということで、今年度文化ツーリズム賞を受賞した「北前船」の民間支援団体である一般社団法人北前船交流拡大機構の浜田健一郎理事長から説明を頂きました。北前舩の日本遺産には、48地域が参加しているのですが、民主導で日本遺産を推進している好事例です。その他の日本遺産地域でも、民主導をどう実現していくか、今後の課題です。

　https://japan-heritage.bunka.go.jp/ja/stories/story039/index.html　

●観光甲子園　日本遺産部門日本一　愛知商業の有松絞

愛知県立愛知商業高等学校

「出会いまち覗いてみたら“あい”模様〜未来へつなぐ伝統工芸の魅力〜」

https://youtu.be/wmspfNMIdlQ

　そして、「観光甲子園」という高校生の3分間の観光動画の日本一を決める大会で、今年度から日本遺産部門が創設され、第一回に愛知商業高校の有松絞が選定されました。その動画を紹介しました。今回の日本遺産部門には、全国の67校が参加しており、来年度も開催されます。日本遺産は104件ありますから、全国の104校がご当地の日本遺産を発信すべく参加してほしいと思います。

　観光甲子園とは　https://www.nexttourism-contest.jp/　

●民間事業者からの提案