鬱と戦った結果 4 | どんな人生でも必ず好転するから楽しみに待ちましょう!

どんな人生でも必ず好転するから楽しみに待ちましょう!

看護師であり、心と体のコンサルタントでもあるもある私が10年に及んだ鬱との闘いを通して学んだことや感じたことを柔らかく綴っていきます。
今、不安や辛いことがあって膝を抱え蹲ってしまっている方々の力になれるような…
そんな月明かりのようなブログです

こんにちは。心と身体のコンサルタントななちんです(*^.^*)

私は看護師2年目で鬱となり閉鎖病棟に入院し、4か月を過ごしました。その時の経験を、またダラダラと書いていきたいと思います。

 
精神病院には必ずではありませんが、保護室があります。
この保護室とは、自殺行為であったり自傷行為、生命に危険が及ぶ行為があった者、その危険性が高い者を外界からシャットアウトしその身柄を保護する目的で存在します。
私が実際に見たことがある保護室は、学生の時精神科実習のみただけですが悲惨です…
6畳一間くらいの広さに隠すものが何もない便器と布団が1組あるだけで他には何もありません。
患者はその部屋で監視の元数日を過ごします。
想像してみてください、便器をみながら食事をし、部屋を掃除し寝るだけです。
 
私はこの閉鎖病棟で2~3人の人が保護室に入っていったのを見ました。
理由は病状が不安定で保護が必要な方でしたが、一人看護師をくそババア呼ばわりしたために連れていかれた方もいました。
納得できないことで怒鳴られカッとなったらしいですが、言っては洗面所らない言葉を吐き、大勢の患者が見ている中、男性の看護師4人に腕を取られ「保護室に突っ込んでおきな」との言葉に従い連れていかれました。
その方は5~6日くらい保護室にいました。
ちなみに、この病院では保護室を監獄、懲罰のための独房とも呼ばれていました。
私は保護室に入ることはありませんでしたが、とても辛かった経験をここで書いておきたいと思います。
 
夏の暑い日、朝目が覚めると異様な汗をかいていました。
寝苦しくて眠れないような夜でしたが、睡眠薬を飲んでいたので何とか朝まで寝ることができました。
目が覚めると汗をびっしょりかいていて喉がカラカラで、身体がだるくなんとなく目の前がボヤっとしていました。
洗面所に行き水を飲もうとした時、夜勤の看護師に会ってしまったのです。
洗面所は朝6時以降でないと使えないという決まりになっていたので、看護師は「なにやってるの、今何時だと思ってるの?部屋に戻りなさい」と不機嫌に言いました。
私は体調が悪く、水が飲みたいだけだと伝えました。
するとその看護師は「6時からって書いているでしょ?水なんかで良くなるの?戻りなさい」と怒鳴られ、私は仕方なくベットに戻り6時になるのを暑苦しいベットの中で待ったのです。
しかしすでに時遅く、私は脱水状態となっていたらしく水を飲むことはなく、ベットの中で半ば気を失ってしまっていたのです。
なにか自分の周りでガヤガヤと人の声がしているような記憶はありますが、何がどうなったのかは覚えていません。
目を覚ましたら見覚えのない部屋で点滴をしていました。
そしてその場にいた看護師にこう言われました。
「アンタ何やってるの!今日卓球大会なんだよ、ワザとじゃないだろうね?午後からアンタも出るんだからね!」
私は怒りにも似た深い悲しみを感じました。
勿論、午後から私はフラフラとラケットを握り、卓球大会に出場しました。
私は何を悪いことをしこんな目に遭わないとならなかったのでしょうか…
こんな日々が3か月間続き、その後1か月間一般病棟で過ごし私は退院したのです。
 
しかし、本当の鬱との闘いはまだ始まったばかりでした。
次回は退院して職場に戻った私を待っていた現実について書いてみたいと思います。
 
今日も読んで頂きありがとうございました。
貴方の幸福を心よりお祈り申し上げますv(^-^)v