赤平大とはvol.8裏日記
私がテレビ東京でニュースキャスターをしていた時の取材記
08年6月に行った
「タンザニア編」vol.1
vol.2
vol.3
vol.4
さらに08年7月、屈辱の入院記
赤平日記には載せていない
怒涛の初手術、挫折編!!!
最終回!!
左肺自然肺気胸(肺に穴があく病気)での緊急手術。
私の左肺を見た医師が、肺の一部がもう駄目になっていることを発見し、一部切断・摘出。
それにしても、術後の痛みがとんでもない。
背中に刺していた痛み止めの「麻薬に似た成分の薬」は、車酔いする人にはキツイらしく、目まいと吐き気が止まらない。
耐え切れず、「麻薬に似た薬」を抜いてもらい、痛みに耐えることを選択。
すると…
ほどなく、激痛!!!!
寝返りすら打てない(汗)
腕一本動かすことも出来ないのだ!!
慈恵医大の皆さんは、優しく万全な態勢で看護してくださいました。
24時間1時間おきに私の病室にチェックしに来てくれる。
…尿チェックが恥ずかしかったのですが、痛みで気にすることもできない(笑)
長い夜でした…
苦しみの病室で、私の半年間の仕事だった「洞爺湖サミット特番」のオンエア見ました。
スタジオにいられず、スタッフに迷惑をかけたこと。
VTRで私は出演しましたが、スタジオで伝えたかったことが伝えられなかったこと。
悔しさなのか、情けなさなのか、肺を切断した痛みなのか…
胸の奥が、重く、沈んでいました。
申し訳ない気持ちを突き詰めると、こんな気分になるんですね。
そんなときにお見舞いに来てくれたのが、同士の枦山南美 や園山真季絵 、そして垂木勉社長 たち。
私は、
「なぜ、このタイミングで、肺に穴があいたんだ!!」
と、ずっと考えていました。
ですが、みんなと話しているうちに、
「失って得るものの大きさと価値」に気付きました。
私にとっては、必要な挫折だったのです。
今でも、私の左胸には手術の傷あとと、痛みがあります。
この痛みが、私の壁を一つ壊してくれました。
友人たち・恩人たち・仕事仲間・肺気胸に、感謝!!