春の系外銀河シーズン……どころか、夏の天の川の写真もちらほら見受けられる今日この頃ですが……NGC2264コーン星雲とその周囲を撮影しました。
2019年3月23日
BORG67FL(×0.85レデューサー装着・焦点距離255mm・F3.8) SXP赤道儀
KOWA LM75JC+M-GENでオートガイド
カメラ:ASI1600MM-Pro フィルタ:ZWO31mmフィルタ
GAIN: 300 冷却温度:-20℃
露出時間:Hα300秒×12 G・B各120秒×11(合計104分)
ステライメージ7・フラットエイド・PHTOSHOPCC(NikColetion含む)にて画像処理(多少トリミングあり)
久しぶりにBORG67FLを使用しました。実はここしばらく機材の組み方を見直していて、テストを繰り返していましたが、何とか形になってきました。67FLは焦点距離が短い上に明るいので重宝するのですが、色々とシビアでちょっとしたことで片ボケを起こしたりするのが悩みでした。その解決のために試行錯誤していたのですが……。残念ながらまだ片ボケは出ています(画像下に向かって星像が歪んでいるのはその為です)。おそらく回転装置が悪さをしていると思うのですが、抜くと視野回転が非常に難しくなるので悩みどころです。
ただ、写り自体はやはり最高だと思います。3等星程度しか見えない空でもここまで写せれば十分です。なお、コーン星雲の右下にはハッブルの変光星雲も意外とはっきりと写りました。