村落のおてんま共同作業、朝の溝浚い。
うから、親戚縁者が来訪、墓参り。
引き続き梯子の人、松芽掻き。
/うから来てみなよく食べ且つ笑ひ牡丹咲く
/よく笑ふ子になりにしか穴惑ひ
みんな死が傍らに在ったりして、よく笑う、
ないしはよく笑ふやうになった。
/牡丹咲く寿司に色付く昼餉かな
/うから来て門に見送る紫木蓮
/松芽掻き手袋の指 穴開けり
/新玉も串揚げにして衣かな
/射干の花花卉に活けたり涼しかり
/ばーさんに頓服なにも合はざりき食事をしても眠くなりにき
/溝浚い鋤簾(じょれん)も出(いで)て花腐し
/門に出てチューリップの花挨拶す
/躑躅咲くほめてあげたき陽気かな
/ほつと咲き後は知らない躑躅咲く
/蕗っ葉のさ緑みどりばーさんの剥けば笑顔ははっぱふみふみ
/一輪のヒルザキツキミ生まれ出で
/青空に林檎追分花咲きぬ
倉石智證































