「六二三(ろくにいさん)、

八六八九八一五(はちろくはちきゅうはちいちご)、

五三(ごさん)に繋(つな)げ我ら今生(い)く」

(2011,1/31朝日歌壇)

(2025,6/24朝日新聞)

/沖縄や鉄砲百合の勇ましく

/白百合の蛆虫数へつゝ眠る

/汗拭ふ木陰に万国津梁の

/掌(たなごころ)に魂魄「ありったけの地獄」

/暑し暑し摩文仁に冷ゆる名前かな

/沖縄忌やがて泣き出す空のこと

/やまとんちゅ時計を見つつ落ち着かず

この総理は座りが悪い。時計を見たりして落ち着かない。

/おばあちゃんは「艦砲射撃の食べ残し」

それでぼくは命(ぬち)どぅ宝

/ろくにいさん平和の礎「平和の詩」

城間一歩輝(いぶき)「平和の詩」。

防空壕に手榴弾が投げ込まれ(集団自決)、おばあちゃんは太ももに大怪我。

心と体に大きな傷を負ったおばあちゃんが生きて命をつないでくれたから僕がゐる。

 

太田實中将6/13自決

「一木一草焦土ト化セン 糧食六月一杯ヲ支フルノミナリト謂(い)フ 

沖縄県民斯(か)ク戦ヘリ。県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ 賜ランコトヲ」

御高配は無しばかりか、普天間、辺野古への移設。

「日米地位協定」。

6/23牛島大将自決

これによって日本軍の組織だった戦闘は無くなった。

6/18「ひめゆりの学徒隊」に解散命令。

戦場に無防備のまま抛り出されることに。

炎帝まさに動かざる。

/見いつけたこんなところに西瓜の兒

/この暑さ耳に迫りて風の声

/カーテンを帆掛けて旅に夢想する

/ツバクラメあそこが風の通り路

/冷麺に氷の溶けて間に合はず

/軽トラの窓全開に夏の雲

/初夏の風や燕のダイビング

/「暑いですね」の挨拶介助入浴の午後

/草刈り機モーマは行って帰らざる

/夏闌る一千の手や葉の戦ぎ

/粗土(あらつち)に炎帝まさに動かざる

/沖縄忌近づいて来て雲の条

/初トマト胡瓜は臍を曲がり初む

中玉初トマトを頂く。

胡瓜の棚はピークを過ぎて曲がりの胡瓜が多くなった。

/畑から摘まんで刻む紫蘇っ葉の昼は清涼手取り索麺

/初物を並べて夜の宴かな

/採れ過ぎて胡瓜の手柄真っ青に妻なるひとの俎板の音

/新ジャガの鍋に溶けゐるほろほろと

ジャガイモの葉っぱに枯れが入って、

さあいよいよジャガイモ掘りです。

甲府はまた35℃の予報、芋掘りは飯メの仕事になります。

転がり出る、まろび出る、

ポンムデテール=地の林檎とはよく云いました。

アンデスでも、欧州でもみんなこれで命をつないできたんですね。

カンカン照りになって来ましたよ~。

掘り出した芋は少し日に当てた方がいいとのこと。

夕方、一輪車で妻と回収です。

 

倉石智證