茄子は茄子色。

TACOは上がらず。

維新が奔る、タマチャン焦る。

親松完了鳧(けり)付ける。

/簪(かんざし)を飾る髪無し櫛梳るばばにも昔少女の時が

/朝焼けやぽぽの辺りが火事ですよ赫の畑田にただ手を合わす

/天焦がす朝焼けの空神無月神去月に維新が奔る

/面白きことも無き世を面白く松を梳き刈るばっさばっさと

/ばーさんに茄子を抱かせて聞いてみる

色は何だと茄子紺ならず

「ナスは茄子色だなぁ」と。

/故郷は花まかせあぁ、柿まかせ

/すっきりと親松をけふ鳧付けるかしこまり待つ小松傍ら

/Oh ドナルド、凧は上がらず Chickens Out 

プーチン様にトマホーク無しに

■TACO(タコ)とは、「Trump Always Chickens Out」

(ドナルド・トランプ大統領はいつも尻込みして退く)

の4語の頭文字。

 

倉石智證

柿は柿色。

/摘芯や孫子生まれるそれゆへに

/小春日や梯子を下りて百日草

/秋明菊の水上がらずに嘆きけり

/嘆けとて秋の虫鳴く草の末(うれ)旅立つ人の星になるかも

「昨日自宅で旅立ちました」となむ…

/お旅立ち君が代蘭の咲き継ぐや

/君が代蘭軒に際立つ白さかな

/いい方に向かってますよとMrs Dr 肺の写真をパソコンの上

/バイタルを拳に書いて秋の虫

/ばーさんに柿何色と訊ねると柿は柿色、それは正しい

「どっか具合悪いとこある」「少しあるけど」

ちょっと間をおいて「無い」

連日自宅から何か持って行って触らせる。

柿の前は甲州葡萄。

/松手入れ昇る理由はそれぞれに

/ここに来て秋明菊の風に揺れ大揺れ小揺れしな垂れてゆく

/稲束の稲架に懸りて赤とんぼ

/苺植え替えてみるか味はともかく

/落花生の今か未だかと躁ぎ出し

/赤ピーマン青ピーマンの後に来て青くなったり赤くなったり

まだ一喜一憂である。

 

倉石智證

混沌でなければなにか虚偽が

地面をどすんと踏んづける

池の水が少し零れた

昼なのか夜なのかの境目

反対であるかYESなのかの境目

意見が二転三転して

Y字のところまで行ってみる

 

直ちにY字のところで待ってみる

混沌でなければ定番か

少しは歴史に学んでごらん

みんな欠伸を堪え目に涙を泛べ

混沌でなければ混乱が

みんな砲弾を抱えて

やっぱりみんな行進を控えて

あんな人らに祈るだけ祈っても

もはや適時、笑へるどころではない

2025,10,12町田久美『朔日』

 

「そう、彼ら彼女たちらが昔からの住民なんですよ」

 

米国がさんざん原因を作り、

武器弾薬を送り続け、支援し、

それでPEACE、

一件落着であるかのように、

自画自賛する。

まるで悪い冗談のようだ。

 

倉石智證