凩一号。
/謎解きや凩一号てんこ盛り
/野分吹く形象在るもののたじろぐ
/柿の実に色落ちて来る朝の寒む
/式部の実放恣となりて捨てられる
/芋掘りて近しき名前紅はるか
/長ネギの寒さ俄に背を立てる
/柿の木に梯子甲州百目かな
/落花生掘りて小春の妻とあり
/秋海棠花ばかりかは黄葉つれ
/白躑躅伝えたきこと帰り花
/石灯籠の冷えて石蕗(ツワブキ)の咲きぬ
/満天星(ドウダン)の夕日に冴える紅葉かな
/予報見て皇帝ダリアにやきもきす
(霜にやられたら一発でダメになる)
/野分吹くギンナン拾いに行かずなり
(ば様昇天されて、気が抜けたままに)
/落花生干してネズミか鴉かな
/乱れ菊うれしきまでに気の昂り
/乱れ菊乱れしまゝに菊日和
/庭師また腕組みをしてクマンザレ
倉石智證






















