ふる里は三日見ぬ間に紅葉かな
/遠ざかって白根三山雪白し
みんな山に昇ってゆくんだ。
古里の山の端にかかり、暮れなずんで遠く、
白根三山に雪がしらしらとしてゐる。
どこに漂っているんだらうね。
紅葉山を潜り抜けて、はよ帰ろう。
甲府盆地に入る。
/「赤秋」て云ふ造語仲代のにひる
真っ赤な紅葉に生き切る。11/8死去(92歳)。
/故郷は三日見ぬ間に紅葉かな
/桔梗の黄葉の色も生きの色
/百日草遅れて秋の庭の隅
/パワーシャベルの音悴んで甲高し
/手昏がり尻暗がりに悴んで
/コーヒーを淹れるカップを湯煎せし
倉石智證

















