さくら、さくら、桜…
スマホかざせし色の春。
/命日や一炷(いっしゅ)さておき花満開
/坂上がる寺院を廻る桜花
/水流や桜花の幹の兀兀(ゴツゴツ)し
/マスクして手袋をして桜かな
/チューリップ供花仏に花披く
/“寒玉”にお好み焼き屋手を合はす
/無垢なる兒子は天心に眠るかな拳広げて母なるものに
/紀伊国屋に行くと云ふ明日は花の雨
/裏通りまだ見ぬ街を花盗人
/行く道にスマホかざせし色の春
/こんなにもさくらさくらの弥生尽
/行く春や木五倍子(キブシ)の色の桃色に
不断通らない裏通りを散策する。
さくら、さくら、桜。
また丹精された花壇。
約6000歩。
倉石智證





























