鴉と競って地豆採り。

虹が立った !

/秋霖の上がりてみれば惟神(かんながら)

はたての空に雲がたなびき

はた‐て【果たて】はてきわまり

/我を見てけふからの吾・生身魂

しゃがんで立って食べていきんで

/採れるものなんでも嬉し妻なれば鴉と競って地豆採り継ぐ

/いにしへは楚腰(そよう)の娘(ひと)も今なれは

腹をつん出す妻とはなりぬ

/百姓に少しご褒美虹が立つ畑ての向かうに手を合わせぬる

収穫───

うれし、ありがたい。

地の香奠。

ご出棺の朝。

/柘榴闌(たけ)て今朝出棺の通りぬる

同じ組のカネノリさん。

97歳ばさまと同じ齢。

窓を開けて通りに向かい車椅子でなむなむ。

/柘榴の実割れて己の秋を知る

/掘り抜きにむらさき匂ふ式部の実

/潦(にわたずみ)背に降りかかる秋の雨

/落花生の畝に降り来る鴉かな

/みよちゃんは赤ママのこと茣蓙敷きぬ

/鹿威し鳴って鳥たち動かざる

/金瓶梅秋の読書の候なりや

/君が代蘭背を真直ぐの御慶かな

/ひと雨に柿の色付く便りかな

/バラの花ひときわ赫し帰り花

秋の長雨。

今朝は微かに曙光が射す。

要介護5のば様は自分で顔を洗える。

朝食を摂り、整えて、

車椅子でなむなむ。

 

倉石智證

自民党を変える前に自分が変わってしまった。

石破さんは実は小市民だったんだね。

インドネシアの北マルク州にあるトリメガのニッケル製錬所

=ディマス・アルディラン撮影

 

中国資本が7割。

2024,9/27日経

 

「アジア版NATO」構想も無理筋なんだらうなぁ。だいたい事実現状に対する洞察、認識力が足らないのではないか。日本は戦後、自らの復興と共にアジアに対して中国をはじめ多くのODA(政府開発援助)を供して来た。いまは中国がインドネシアでは強大な投資力で、鉄道などのインフラのみか、例えばニッケルの資源開発、精錬に人、モノ、カネを投入ししてゐるようだ。1979『ジャパン・アズ・ナンバーワン」のころから、日本は自分たちの技術に過信するあまり、世界を上から目線で眺めていた。冷戦が終わってグローバル経済が弾けて、世界のニッチを目指して台湾、韓国、シンガポールなどが雁行し一斉に駆け出してゆく。ぼくが思うには韓国などの世界に張り巡らされた“御用聞きシステム”が素晴らしいと思う。世界のマーケットの隅々まで触手し、「痒いところはありませんか」って、今でも世界中を飛び回ってゐることだと思う。

 

まずは知的従順さが必要だね。それからついでにもう技術力ではなくマーケティング力。世界の隅々で何が必要とされているのか、ほんとうにコトラーの“4P”Product(製品)、Price(価格)、Place(流通)、Promotion(プロモーション)を持ち出すまでもなく、世界は結局Peopleに溢れている。日々動的で、欲望は時間のなかで無数の方向に流れてゆく。たんに技術力云々ではなく“痒いところ”を制した国が、いわゆる中国の云ふ「制度的発言権」をオセロゲームのように敷衍させてゆくことになるのではないか。中国資本に真っ赤に染まり、世界のまだ工場たる中国の安価な商品に席巻されている国々が、よってアジア版NATOに与するなんて云ふことは夢のまた夢、それぞれの国の多くはすでに中国による経済安保によってからめとられているのが現状である。チームジャパンを構成しなくては。大使館、商社ばかりでなく、あらゆる人数を総動員して世界中に“御用聞き”にゆく。マーケットでは常に初心に帰るが原則になる。

 

倉石智證