「占い」は芸術的である!? | アカデメイアカレッジのスクールスタッフのブログ

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各占術についての考察や日常やゲームと占いとの関係性などきままに更新します

 みなさんこんにちは、アカデメイアカレッジスタッフの柘榴です。

 夏休みも終わって通常営業に戻っております。最近は天候が不安定で色々と大変ですね。台風シーズンなんで仕方ないですが台風


 お休み中に友人に会ったり鑑定をしたり、「占い」について考える機会があったので、今回はその話をしましょう音譜


 音楽や美術など、いわゆる「芸術」と呼ばれる分野を鑑賞するには、感受性の豊かさというのが重要になるでしょう。 見たまま聞いたままを受け入れ感じ取り味わうということですね。

 一般的に芸術を楽しむにはそれで十分ですが、例えば専門家やもっと極めたい人などは、さらに「解釈」が必要になってくると思います。


 実はそれは「占い」に対しても同じことが言えるのでは!?と柘榴は考えるのです。


 どんな芸術分野でもある一定の形式、つまり決まりごとがあるはずです。それに加え表現技法もさまざまなバリエーションがあります。これらを踏まえたうえで出てくるのが作品に対する「解釈」です。


 占いの場合は例えば…「牡羊座→二区分はプラス・三区分は活動・四区分は火」というようなことが決まり事ですね。技法は西洋占星術は実に種類が多く…例として挙げるならホラリーとかミッドポイントとかですかね?


 さて、ある作品に対し、どのような解釈を持つかというのは、その個人なりの表現となります。なので世間一般の代表的な解釈のほかに、無数の個人の「解釈」が存在することになります。


 それらあまたの「解釈」は個人のセンスに基づいているため、優劣も正誤もないもの。あるのはただその解釈を好むか否か、という感情の問題です。

 芸術というのは作品の世界観に浸るとともに、このようにたくさん存在する自分以外の解釈を味わい深めていくというところに価値や楽しさがあるのではないでしょうかはてなマーク


 ここで自分の好みではないからといって他人の解釈を否定したり優劣をつけたりするような輩は、心が狭いというか…価値観の発展性が見込めないかわいそうな人だなぁと思いますダウン


 占い、特に西洋系の占いは、占い師の数だけ「占い」が存在するといわれています。実際に同じカードやホロスコープを見ていて、内容的には同じようなことを言っているのに、表現やとらえ方は占い師ごとに違うものです。


 これらは占い師がそれぞれに持つ「解釈」の違いが表れた結果です。それをどう表現するかは占い師の「センス」しだい。それと経験によって占い師一人一人のカラーが出てくる、ということだと思います。


 自分がお客の立場で、「この人当たる、けど前に見てもらった人はしっくりこなかった」ということが起きるのは自分と占い師の「解釈のずれ」、つまり解釈の好き嫌いが原因ではないでしょうか?

 

 そしてこれら占い師が持つ「解釈」も、上記のずれ(好き嫌い)こそあれ、それ自体に優劣や正誤がないのもまた同じ。もちろん形式をきちんと踏まえた上でのお話ですが。


 それぞれの解釈の違いを楽しみ、知識を深めてゆく…占いはどこか芸術に似て奥深きもの…。これが柘榴なりの「占い」に対する「解釈」です、という考察でした~キラキラ