柴田愛子先生 お話会 | 赤ちゃん授業データバンク

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「赤ちゃんと小中高生がふれあう」ことを目的とした全国の取り組みを集め、紹介していきます。

NPO法人びーのびーのが主催した
柴田愛子先生のお話会に行ってきました!

愛子先生はりんごの木子どもクラブを立ち上げ
30年の実践の中で「正しい保育」を求めた結果わかった
「正しい保育」なんてない!ということを、豊富な実例からお話される方です。
(りんごの木の概要については、こちらがわかりやすいかもしれません)


今日は子育て中のお母さん向けに、もっと力を抜いていいのよという内容。
お話が本当にお上手な方でとても面白く、思わず何回も噴き出してしまいました。

特に印象に残ったのは、赤ちゃんの頃は子どもの表情や行動を見て状況を察していたのに
子どもが言葉を持つようになると寄り添おうとせず言葉にさせたがる、
いきなり言葉が全ての世界になりがちである、ということでした。
身に覚えがあるだけに、ドキッ。

「ありがとう」「ごめんなさい」を言わせようとしたり、
「お水」とだけ言われると「お水が、どうしたの?」と聞いてみたり…実はよくあります
  ※一応申し添えておくと、先生はこのことを責めるどころか、とてもユーモラスに語っていらっしゃいました。
    だから自然と耳に入ってくるんですね笑)

もちろん言葉の練習が悪いわけではありませんが
赤ちゃんをよく見ることで、つまり言葉を使わず相手の様子を観察することで共感性がつく…
なんて言ってる私なのに、
言葉にさせようとしている私もいる。少し矛盾を覚えました。

どう折り合いをつけていくのかは考え中ですが、先生曰く「だから、ミーティングなのよ」と。
先生が多く出されているのなかに『子どもたちのミーティング』があります。
とても大きな感情を子どもたちが自分の持っている言葉でどう表現していくか、の実録です。
読み直して考え続けていこうと思います。


さて、お話会のあと、私がやりたい「赤ちゃんと小中高生のふれあい」についても
先生といろいろお話でき、エンパワメントして頂けました。
(この時間を作ってくださったびーのびーのスタッフの皆様、本当にありがとうございました!)

お話の中で気づかせてもらったこと。
それは、Aちゃんとの関係性があれば、Aちゃんと同世代の子にも共感が持てる、ということ。
私が「継続性」にこだわりたいのは、この関係性を作るためでした!
またひとつ言葉にできた…ありがとうございます。


学びの多い時間でした。
今度「りんごの木」に遊びに行かせて頂くお話もしたので、実現したらまたこのブログでご紹介したいと思います。