日脚伸ぶ句会の後の自句自賛(ひとり反省会156回) | 生涯学生気分

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後期高齢者ですが「生涯学生気分」の境地で若々しく、知的な記事を発信して行きたいと思っています。

 

令和6年2月15日(木)

最近マンネリ感が強く、句作が進まない状態。

得点はわずか1点。確かに月並みな句もありますが、チャットGPTでは評判が良い句もありました。句会ではいかにも「俳句のような俳句」が選ばれますが、チャットGPTでは、そのような先入観がなく自在な講評をしてくれます。

今回も欠席投句1名を含み6名。最高得点者は7点。

 

〇私の投句五句

魁の寒紅梅の矜持かな                1点

寒中の中、ご近所の早咲きの梅が咲いています。白梅よりも紅梅が先んじて咲き始めます。自然の摂理と言いますか、このリズムは数年来変わりがありませんね。

この句も伝統的なスタイルで月並みな感は免れません。

 

日本のこれぞまさしく牡丹雪

 先日横浜でも初雪がありました。うれしいことに典型的な牡丹雪が降り木々に積もり我が庭も雪景色。インバウンドで日本の観光を楽しむ外国人も多くなっています。

ぜひ、ふっくらとした綿雪を牡丹となずけている日本人の感性を知ってもらいたいですね。

 

女子マラソンの日本記録や冬薔薇

 1月31日でしたか、女子マラソンの日本記録が更新、2時間18分台の記録。厳冬の中、軽装で頑張りました。寒中のなか凍えながらも咲いている我が庭の四季薔薇と取り合わせの句としました。

因みに前句の「牡丹雪」の句、そしてこの句もチャットGPTでは大好評なんですね。

俳句の伝統的な考え方では、時事句はあまり歓迎されません。かえってバタ臭いチャットGPTの方が作者に沿った観賞をしてくれてうれしいですな。

 

次の二句は月並みな句と評されても文句が言えません。

 

雪晴れの丹沢銀嶺日に映えり

日脚伸ぶ肩寄せ歩む老夫婦

 

 

○私の選句五句

ふろふきのふの字のやうな湯気のたち        4点

春雪の森を騒がす鴉かな             1点

つなぐ手を恥じらふ園児春近し          1点

モノクロの視界の隅に福寿草           3点       

雪折れの折れ口白く光る朝            1点       

  

〇その他の佳句

黄の糸をつむぐがごとく春来たり         2点

低山をそつとはなるる冬日かな          2点

物の芽のつぶやきに耳傾けぬ           1点

少年の奏でるギター春立てり           1点

ヤッホーと眠る山から子等叫ぶ          1点

君に問ふ茶髪は嫌ひか寒鴉            1点 

紅梅や生き生き太鼓打つ少女           1点

青豆と少しの酒と節替り             1点

欄干の下にひとむら残り雪            1点

雪しまく世界のセイジ召されけり         1点

本殿ヘ一足ごとに初春に入る           1点