久しぶりに小説を読みました。歳を経るとあまり堅いものや観念的なものは手が出ません。新聞の広告を見て面白そうなので図書館で借りました。
昔、『センセイの鞄』で川上さんのフアンになって何冊か読みこのブログに感想を寄せたことがあります。
一言で言えば、弘美ワールドのファンタジックな懐かしい味わいの居酒屋怪異小説で、会話が主体で読みやすく楽しく期待どおりでした。幽霊がいっぱい出て来ますが、少しも怖くありません。ランドセルを背負った幽霊やカラオケ上手の幽霊など。
全六編の短編集ですが、どれもお好みですが、第5章「翡翠の色のネクタイ」が強いて言えば一押しです。
今ではAIが要領よい紹介分文を載せていますので、下記を参照してください。
嬉しかったのは、栞ひもが本に付いていたこと。藍色がかった紫色がお洒落でした。
ここで一句 <新涼や江戸紫の栞ひも>
参考 小説『スナックふたり』川上弘美著
AI による概要
年齢不詳の女性・司と逸子のふたりが営む小さなスナックを舞台にした、ちょっと不思議で温かな大人のための物語です。
あらすじと見どころ
- ふたりのママと個性豊かな客たち:司と逸子が息の合った掛け合いで切り盛りする店には、近所の常連客や訳ありげな一見さんが夜な夜な訪れます。
- この世ならざるものの訪れ:時には幽霊といった「この世ならざるもの」も客として混ざってきますが、ママたちや常連客は特に大騒ぎすることなく、ごく自然に受け入れます。
- おいしいお酒と手作りおつまみ:お湯割りの焼酎やおいしいお通し、日替わりのちょっとした肴が描写され、読む人の心をほどほぐしてくれます。
- キノコに見立てるノート:営業後、司が客の特徴をキノコに例えてノートに記録するというユニークなやりとりも描かれています。
