
上の梵字は私、隆健の筆によるサンスクリット語・般若心経からの一文字です。
ブログを途中からお読み頂いた方々の為に、過去のブログを、改めてご案内させて頂いております。なお、私のつぶやきは実生活には何の役にも立ちません。謝謝。
つぶやきを進めましょう。
真言密教は人間の真の姿(救世主)を求めるものです。
お釈迦様の哲学思想と実践する姿・行動は古代インドに生活する民衆の心を打ちました。
お釈迦様が話す内容(説法)とお釈迦様の日常の行動に人間の真の姿(救世主)を見た人達は、お釈迦様を教祖とし、彼を信仰する仏教を成立させていきました。
大乗仏教、最後の形である密教の目的は、仏教の始祖であるお釈迦様自身・自心の体現(体験)が目的でもあるのですが、空海の開いた真言密教(真言宗)が求める目的は人間の真の姿(救世主)=『大日如来』の体現です。
ここに天台(宗)密教と真言(宗)密教に違いが出てきます。
天台(宗)密教は人間の真の姿(救世主)を大日如来とお釈迦様が同体と看て信仰します。
真言密教(真言宗)は人間の真の姿(救世主)を大日如来として信仰し、お釈迦様をハッキリと別体にし、区別します。
空海の開いた真言密教は、人間の真の姿(救世主)を求めて一直線に歴史を進みました。