法華経の守護神、スーパースター・日蓮、登場。 | 神聖寺 隆健 090-3085-9732

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神聖寺 隆健 (しんしょうじ りゅうけん)
真言宗、法事と供養、仏教世話ばなし



上の梵字は私、隆健の筆による、サンスクリット語・般若心経からの一文字です。
ブログを途中からお読み頂いた方々の為に、過去のブログを、改めてご案内させて頂いております。なお、私のつぶやきは実生活には何の役にも立ちません。謝謝。
つぶやきを進めましょう。

法華経の守護神、スーパースター・日蓮、登場。
鎌倉時代になるや、ここにスーパースター『日蓮』が登場します。
『日蓮』は『法華経』の第15品~第28品の『智法』後半部分に眼を付け重要視しました。
『法華経』第15品からは、『覚り』を得たお釈迦様が実際に立ち上がり、『覚り』の布教、実践の行動が記されています。

そしてこの『実践の姿』がお釈迦様の真実な教えではないか?と、日蓮は思ったのです。
これを『本門(ほんもん)』思想の教えと言います。
庶民が生きるに必要なのは瞑想しての『覚り』も大事だが、『今を生きるんだぞ~!』との実践も大事だと感じ取ったのです。
そして日蓮は「仏教徒は『智法』の世界で生きることが、何よりも大事なんだ!」と、時の施政者、庶民に布教して歩いたのです!
『日蓮宗』はこの『法華経』の『智法』部分を『本門(ほんもん)』思想と呼びます。

さて、実際の『法華経』経典の中身はどうなのでしょうか?
経典の中身は比喩、例え話で仏教の根本の教えを説いています。
全てが『方便』としての言葉になっています。
『方便』とは、正しい意味が隠された言葉・文章であり、内容となっています。

経典の言葉のままに『うのみ』にしますと、見当はずれで間違えていく表現(比喩・例え話)ばっかりですよ~。
『法華経』が指し示す真実を目指すもの(正しい意味)は一体、何か?を、迷わずに素直に捕まえることが必要でしょう。なお、法華経解釈については、諸説あります。どれもが素晴らしい解説です。良き師匠について、その師匠の解釈を理解されれば、真実にたどり着く道は一本のはずです。
『理』と『智』は『あ・うん』の世界です。

『法華経』も根本は『あ・うん』です。
『法華経』は、真の真言密教への特急券のチケットでもあるのです!
合掌。
長くなりました。繰り返します、諸説、諸論あります。謝・謝。