お釈迦様が真に説こうとした教え。 | 神聖寺 隆健 090-3085-9732

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神聖寺 隆健 (しんしょうじ りゅうけん)
真言宗、法事と供養、仏教世話ばなし


上の梵字は私、隆健の筆による、サンスクリット語・般若心経からの一文字です。
ブログを途中からお読み頂いた方々の為に、過去のブログを、改めてご案内させて頂いております。なお、私のつぶやきは実生活には何の役にも立ちません。謝謝。
つぶやきを進めましょう。
お釈迦様が真に説こうとした教え。
お釈迦様は、人は誰もが「因果応報」になるような悪い種を蒔いてしまう、そんな、どうしようもない「生き物」であると良く知っていたのです。
だから、お釈迦様は第二段階の教えも用意されていました。
そして、この第二段階の教えこそ、お釈迦様が真に説こうとした教えなのです。
人間は悪くて、間違ったことばかりして生きている。
結果「因果応報」の報いを受けて悪いことばかりの報いを受ける。
しかし、間違ったことばかりして生きても、だからと言って「必ずしも、常に悪い結果を得る」とは限らない、未来(将来)は変えることが出来るんだよ!と説いています。
どうしたら、良いか?
この方法論が第二段階「智」です。
〔第二段階「智」法の教え〕
お釈迦様は過ぎ去った過去(間違ったことをした過去)を一切顧みるな!
そして「今日、今をいかに生きるか?」に集中して生きよ!と教えます。
未来も考えるな!
「今日、今をいかに生きるか?」を続ける先に未来は自然と開けてくる(ご褒美がくる)と説くのです。
誰しも間違えて生きる!
それが人間なんです!
間違えても良い!失敗しても良い!
過去は振り返るな!未来も見るな!
今を如何に生きるか!に全身全霊、集中せよ。
これがお釈迦様の「理・智」=「あ・うん」法の教えです。
「因果応報=理」と「智」は一人の人間の中にあります。
真言密教から観るお釈迦様・世界の「あ・うん」法でした。
長くなります。次回に具体例をご紹介します!