上の梵字は私、隆健の筆による、サンスクリット語・般若心経からの一文字です。
ブログを途中からお読み頂いた方々の為に、過去のブログを、改めてご案内させて頂いております。なお、私のつぶやきは実生活には何の役にも立ちません。謝謝。
改めて『梵字・阿』字が意味する世界をご案内致しましょう！
『梵字・阿』字の意味に、もう少し入り込んでみましょう！
つぶやきを進めましょう。ゆっくり、ゆっくりと。
この世は『無知・無明』からスタートして、現在、私たちは『欲界』の真っ只中で生きています。
〔あれが欲しい～・これは嫌い～・くやしいよ～・何とか思うとおりにしたいよ～と〕
これらを乗り越えて『悟り』に向かう唯一の道が大乗仏教で教える『智慧』です。
大乗仏教は、全編、まさにこの『智慧（道・徳）』を教える世界です。
それならば、大乗仏教の中に位置する真言密教「『梵字・阿』字観」はどこに智慧をあらわすところがあるのでしょうか？
〔う～ん・・「『梵字・阿』字観」のどこに『智慧』があるのだろう？・・・〕
〔みなさん、是非、ご一緒に考えてみましょう〕
これから『梵字・阿』字が意味する世界をご案内致します！
『梵字・阿』字は、この一字で『大宇宙』を表すとか『大日如来』を表すとも言われます。
『梵字・阿』字が『ほとけ様』なら『梵字・阿』字は「完全なる存在」とみなされてもよろしいでしょう。
ならば『梵字・阿』字を『完全無欠』＝『肯定』を意味する文字と考えても良いとなります。
しかし、実際は『梵字・阿』字は、元来『否定・不』を意味する『一字』なのです。
〔え～・・『不』なんて聞くと、暗くて、なんかマイナ～だなぁ～〕
真言密教「『梵字・阿』字観」は、この『梵字・阿』字が『不』を表す文字だと、先に理解することが絶対的に必要なこととなります。
その根底には「『大乗仏教』思想・哲学そのものが『否定』の世界である」と知っておくことも『大きな助け』になります。
次回に続く。
ゆっくりと進みましょう。