『物質』って何? | 神聖寺 隆健 090-3085-9732

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神聖寺 隆健 (しんしょうじ りゅうけん)
真言宗、法事と供養、仏教世話ばなし



上の梵字は私、隆健の筆による、サンスクリット語・般若心経からの一文字です。
「 ヤ 」と発音、読みます。
ブログを途中からお読み頂いた方々の為に、過去のブログを、改めてご案内させて頂いております。なお、私のつぶやきは実生活には何の役にも立ちません。謝謝。
さあ~今日も、つぶやきを進めましょう。
最近、長文が多いです。軽く読み飛ばして下さいませ。謝謝。

『物質』って何?
『こころ』とは『心(しん)』と『感情』がセットされたものです!
その『こころ』を動かすものが存在します。
それが『こころ』の対象となる『物質』です。
生命あるものは『物質』を認識することによって何らかの感情が起こり、考え・行動します。
この『感情』をもう一度、具体的に表現すれば・・・

好き・嫌い・楽しい・怒り・欲しい・痛い・だるい・かゆい・強い・弱いなどです。
私たちは『物質』を認識するから『感情』が沸き起こるのです。
そして人間の一生を通して、あらゆる問題がここから生まれます。
『心(しん)』と『感情』と『物質』、これがきちんと理解できれば、あらゆる問題が解決されます。

この理解が、大乗仏教、真言密教の基本であり、即身成仏の道に向かう羅針盤です。
見えるもの。
聞こえるもの。
香るもの。
味のするもの。
触れられるもの。
感覚されるもの=こころに感ずることができるもの。
これらの認識の対象となるものは、みんな『物質』です。
これらを『認識する器官』があります。
それらを仏教言葉で表現すると六根といいます。
「眼・耳・鼻・舌・身・意」=六根です。
これらはお坊さんや、他、仏教の勉強をした人なら誰でも知っています。
ここでひとつ特に取り上げて置きたいのは「感覚されるもの=こころに感ずることができるもの」の対象とは何か?です。
ここに『物質』とは『物』だけでは無いものが登場します!
例題です。
たくさんの人間を集めて号令を掛けます!
号令の通りに人が動きます!
あるいは、手振りします。
手振りの通りに人が動きます!
『号令!手振り!』を認識することから『感情』が生まれて人々が行動します!
この場合『号令!手振り!』も立派な『物質』となります。
長くなります。次回に。