西行法師、願いの和歌。 | 神聖寺 隆健 090-3085-9732

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神聖寺 隆健 (しんしょうじ りゅうけん)
真言宗、法事と供養、仏教世話ばなし



上の梵字は私、隆健の筆による、サンスクリット語・般若心経からの一文字です。
「 ドウヤー 」と発音、読みます。

ブログを途中からお読み頂いた方々の為に、過去のブログを、改めてご案内させて頂いております。なお、私のつぶやきは実生活には何の役にも立ちません。謝謝。
本日はお釈迦様がお亡くなりになった日です。

本日は、旧暦(陰暦)2月15日です。
夜空には満月が浮かびます。
最も、今月は明日が望月となるようですが・・・。
そして、本日は古代インドで、お釈迦様がお亡くなりになった日です。
お釈迦様の涅槃日(入滅)です。
お亡くなりになったときは、周りの沙羅双樹(夏椿)が一斉に咲き、そのまま散ったと伝承されているようです。(確証ありません、謝謝)

さて、関連してのことですが、西行法師の和歌を、ご紹介します。
願わくは 花のもとにて 春 死なん
その如月(きさらぎ)の望月のころ。
「如月=2月」
これは、お釈迦様を慕う西行が、暖かい春の一日、満開の花咲く桜を、心置きなく眺め、好きな歌も創り、その短冊を抱きしめたまま、お釈迦様のもとに行きたいなあ~と望んだ和歌です。
「和歌の世界では【花】とは桜花だけを意味します」
そのように望んで和歌を創った西行法師の命日は以下の通りになりました。

涅槃(ねはん)の日 一夜 明くれば 西行忌
弔う花は 心咲く華
明日が【西行忌】です。
ほぼ、西行法師は希望通りの命日に。
本日は特に合掌を。合掌。