征服者たる神々の一族に『スカンダ』大将軍登場。 | 神聖寺 隆健 090-3085-9732

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神聖寺 隆健 (しんしょうじ りゅうけん)
真言宗、法事と供養、仏教世話ばなし



上の梵字は私、隆健の筆による、サンスクリット語・般若心経からの一文字です。
昨日と同じ梵字です。「 トラ 」と発音、読みます。
ブログを途中からお読み頂いた方々の為に、過去のブログを、改めてご案内させて頂いております。なお、私のつぶやきは実生活には何の役にも立ちません。謝謝
つぶやきを進めましょう。

征服者たる神々の一族に『スカンダ』大将軍登場。
インドの地、征服者たる神々の一族に『スカンダ』という大将軍がいます。
彼は、侵略し、乗り込んできた最初からの将軍ではありません。
侵略戦争時代の最中にインドに生まれ育ちました。
父は『火神(アグニ)』、母の名前を『スヴァーハ』(女神)といいます。

彼は生後4日目には完全な大人に成長し??・・インドの地、山野密林を好き勝手に放浪、暴れまわります。
侵略軍・総大将インドラ『帝釈天』は、愛象の背に乗り、神々、軍隊を従えて自ら乗り出し一匹狼『暴れん坊』の成敗に向かいます。

しかし、その総大将インドラ『帝釈天』の武器・ヴァジュラ(金剛銛)で攻撃しても敵わぬほどの『暴れん坊』でした。何しろ動きが若くて素早いのです。
とうとうインドラが『負けた!』と言って武器・ヴァジュラ(金剛銛)を投げ出して、許しを乞う結果となってしまいました。
凄いですね!征服者の総大将ですら両手をつかせてしまいました!
総大将インドラとの和解及び要請により、ここに神々の大将軍『スカンダ』が誕生します。
上記は前置きです。
さて、ここにシヴァ神とシヴァ神『妃』が登場します!
どのような形でこの両神が絡むのでしょうか?
・・・次回に。
なお、総大将インドラ『帝釈天』の持つ伝説・武器・ヴァジュラ(金剛銛)は、現代にも継続されています。それが、真言宗、真言密教の阿闍梨が持つ必要所具=〔金剛銛〕です。
漢訳では、この大将軍『スカンダ』を『韋駄天(イダテン)』と言う。