上記の梵字は私、隆健の筆による、サンスクリット語・般若心経からの一文字です。
「 シュタ 」と読み、発音します。
毎日、猛暑が続きます。皆様、くれぐれも、心して身を御守り下さいませ。合掌。
ブログを途中からお読み頂いた方々の為に、過去のブログを、改めてご案内させて頂いております。なお、私のつぶやきは実生活には何のお役にも立ちません・・・謝謝。
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空海、喩伽行（ヨガの修行）を知る
昔、昔の古代インドに、「ブラフマン」と「アートマン」を一つにした思想家がいました。
シャーンディリアという思想家です。
彼の教えが残されています。
シャーンディリアはアートマンの最初の発見者だと言われます。
我がアートマンは心臓の内部にあり、眼に見えないほどに小さくもあり、同時に大地よりも天よりも大きいと表現しています。これが、アートマンとブラフマンが同一だ、と言う教えであり、思考方法です。
シャーンディリアは『宇宙の本体』・『絶対者』の神であるブラフマンは自己たるアートマンと同一である。アートマンについて語ることはブラフマンについて語ること、それは矛盾しないと言っているのです。つまり心臓の内部のアートマンはブラフマンそのものであると言うのです。
この特徴は直観的表明であり、論証がありません。
では、シャーンディリアの教え＝「心の世界」を感覚的に捉えるにはどうするか？
これは、瞑想体験によってのみ理解できることであり、喩伽行（ヨガの修行）が絶対的に必要だというのです。喩伽行が瞑想に導き、アートマン・ブラフマン合一の体験となると言うのです。
シャーンディリアはお釈迦様の誕生以前、数百年も前のウパニシャッド哲学者です。
う～ん・・お釈迦様の誕生は２５００年も前のこと、更にさかのぼること数百年も前のこと。文字もない時代のことですよ。
う～ん、すごいですね～。う～ん・・う～んしか出ません。
空海は中国、昔の唐の国、長安の都で、この古代インドの歴史を直に学んだのでは？と私は思うのです。密教世界とは何か？それはすなわち、お釈迦様、誕生以前の古代インドの哲学思想の歴史だ！と。同時に喩伽行の絶対的必要性、つまり実践の必要性も、このとき！に知ったのではないかと！当然、この喩伽行（アートマン・ブラフマンの合一）の体験もしてきたと思うのです・・・。【全くの独断と偏向です、謝・謝】
私が、真言密教に入るにあたり、ウパニシャッドを紹介しているのは、この余談が言いたかった・・・とも言えるでしょうか！“