みなさま、おはようございます!
思春期専門カウンセラーの飯塚ひろみです
今回は「人生の土台 基本的自己肯定感と社会的自己肯定感」のお話です
さて、みなさま
自己肯定感
という言葉を耳にしたことはありませんか?
近年、子育ての基本として特に良く叫ばれるようになり、みなさまも何度かこの言葉を聞いたことがあると思います
簡単に説明しますと、自己肯定感とは文字通り
自分を肯定している状態
のことで、ありのままの自分を受け入れて、長所も短所もあって自分、自分とはこういう人間なんだと前向きに思えている状態のことです
自己肯定感は生きる力の土台となりますので、特に幼児教育の現場では人格形成と共に重要視され、自己肯定感を高める教育が多く取り込まれるようになってきています
逆に、自己肯定感が低いとどうなるのかというと
・自分に自信が持てない
・何をやっても上手く行かない
・上手くできると思えない
・自分はダメな人間なんだ
と思い込んでしまい、チャレンジすることが怖い、できないという非常に不安定な心理状態になってしまうのです
そこで、自己肯定感を高めてあげることが必要となってくるのですが、実はこの自己肯定感、2つあるのはご存知ですか?
一つ目は
基本的自己肯定感
二つ目は
社会的自己肯定感
です。
基本的自己肯定感とは
自分が唯一無二の存在であること、個性を認めていること、貴重な存在であることを知っている状態
そして、二つ目の社会的自己肯定感は
成績であったり、学校の序列であったり、勝敗、順序、収入など、外的な条件によって自分を肯定したり否定したりすること
です。
特に二つ目の社会的自己肯定感は
他の誰かとの比較
によって成り立たせてしまう場合が多く、誰が上で、誰が下でという「ランク付け」に陥りやすいので注意が必要です
もちろん、他者と比較することがすべて悪いことではありません
世の中には素晴らしい人はたくさんいますし、その方々に憧れるのはとても良いことでしょう
著名人や身近にいる素敵な人を見て、「あんな人になりたいな」と目標にすることも、とても良いことだと思います
ですが、一つ気を付けなくてはいけないのは
自分はあこがれの人そのもの(他人)にはなれない
ということを、きちんと認識しているかどうかです
あくまで御見本として捉え、そこから「どうやったら自分らしく生きていけるか」を考えられないと、いつまでたっても誰かと自分を比較しては落ち込み、自信をなくすばかりです
ですが、我々はつい
・あの人のほうが成績が良い
・あの人のほうが偏差値の良い学校にいった
・あの人ほうが有名な会社に入った
・あの人のほうが収入が多い
と、他者と自分を比べては落ち込み、その人と同じ(又は上)になれない自分はダメな人間なんだと、思い込んでしまう場合が非常に多いのです
では、どうやってそれを克服し、基本的自己肯定感を高めていけるのでしょうか?
以前もお話ししましたが、比べる対象は他者ではなく
過去の自分
です
目標を決めたら
・昨年の自分よりも今年の自分は前進しているだろうか
・前月の自分よりも今月の自分は努力しているだろうか
・昨日の自分よりも今日の自分はやる気に満ちているだろうか
と、常に目標に対する自分自身にフォーカスし、達成できていれば自分を大いに褒め、できていないときは落ち込むのではなく
・どうしてできなかったのか
・どうやったらできるようになるのか
を考えていけば良いのです
ここでポイントなのが、できていなくても絶対に自分を責めたりしないこと
失敗(結果)を気にするよりも、なぜ失敗したかを気にする
ことができる様になれば、またチャレンジすることができるようになりますよ
なので、みなさまも基本的自己肯定感を高め、自分が自分らしく自然体で生きていけるよう、心がけてみてくださいね
今回は自己肯定感という、少し難しいお話しをさせていただきまいた。ヒントになれば幸いです
さて次回は「心の痛みをトラウマにしない!痛みは強さと優しさに変えていこう!」のお話です!
お楽しみに!
思春期教育研究所アジュガ
代表 飯塚ひろみ
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子ども時代は部屋で本とピアノばかり弾いている日々だったが、 行動派な姉に連れられ、野山を駆け巡る。
音大卒業後はピアノ教室を開設し、自宅レッスンの他に訪問型のレッスンも開始。 不登校の子どもとお母さんの支援をする中で、家族の繋がりの大切さを実感する。
結婚・出産後は発達障害の療育に力を注ぎ、同じ悩みを持つお母さんたちと共に「発達障害の会」を結成。理解を深めるための勉強会を現在も定期的に開催している。
杉並区立小学校PTA連合協議会事務局・生協の組合員活動を通じて思春期の子育ての大切さを痛感。カウンセラーの資格をとり思春期・発達障害で悩む母親の支援を開始。
2016年4月 思春期教育研究所アジュガを立ち上げる。
カウンセリングでは性格学に基づき、お母さんの気質(生まれつきの性格)とお子さんの気質に合わせた助言を行いながら、オリジナルのツールを使用し、お子さんの「心の黄金トライアングル(友達と過ごす時間・一人で過ごす時間・家族と過ごす時間)」の乱れを分析し、更に多面体にまで細分化。お子さんとお母さんの気質と関係をみながら、家庭でできる声掛けや接し方を助言し、 性格の違いによる親子の相性、コミュニケーション方法をお伝えします。
反抗期・学習・サブカルチャー・スマホ・対人関係・発達障害・・など、思春期における様々な悩みの種を持つお母さん専門の相談室。
「思春期を持ってましたと迎えるには?」「0点100点理論から見るありのままのわが子の受け入れ方」「発達障害を持つの子どものマイルール作り」「最強の行動思考回路を作る パルテノン型 目標設定法」講演会・セミナー・ワークショップも開催。
2016年5月 16人の法則 MBTIセミナー受講
合言葉は「思春期を待ってましたと迎えよう!」
現在は夫、高1の息子、小3の娘の4人暮らし。 思春期のマイナスイメージを払拭するため活動中。
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中学校教諭一種免許 高等学校教諭一種免許 一般社団法人 日本総合教育支援会認定 臨床心理支援技法士