王様の耳は驢馬の耳 | 王様の耳はロバの耳

王様の耳はロバの耳

普段口には、しないで
済んでいることを
こっそりと、呟いて…

人は、誰もが
愚かしくも、
あまりにも、簡単に

与えられ具えていた、
徳や尊厳を自ら失くし
迷ってしまうことを
私が忘れぬ為に書く
普段は口にしないこと。


其の時々、
其の瞬間に
関係性に甘えた為に
誰かと違えたことを

いつまでも
振り返り振り返り

あの時、
ああしなければ、

あの時、
こうしていたなら、と

仲直りを求める者は
あさはかだ。

反省しているつもりで
反省を成さずに
後悔ばかり引き摺って

過去に囚われる者は

自分以外の存在を
なめてかかり
今の自分よりも
劣る存在のように
思い込む。

自業自得
因果応報

情けのない
あさましく

いつまでも
いつまでも
関係性に甘えたまま

あの頃のように
自分の想いを汲む者が

こんな自分を理解し
赦し認めて
代わりに助け舟を
出してくれていた頃を

懐かしく
懐かしく 振り返り

それを自分が
関係性に甘えたが為に
失ったことにして

何もせず
何もせず

もう一度
あの頃のように
こうしてくれたら
今度はきっと…と
浅はかな夢を見る。

浅はかで儚い夢に
囚われて
何か恋しく想うは
下心。

あさましく
あさましく

反省成すこと
適わぬまま

成長すること適わずに
魂抜けた亡者
ゾンビのように
この世に迷う。

虎穴に入らずんば
何をも獲ず

漂い彷徨う位なら
己の壁を
畏れを乗り越えて
挑めたならば

当たって砕けて
しまっても

スッキリと
心は晴れ渡り
迷うことなく
振り切って

前に歩んで
ゆけるだろうに

これが出来ずに
同じことを
繰り返し

引き摺る想いを
増やしてしまう者の心は

いつまでも
情けのない
甘えた子供の姿だろう