加護された
小さく狭い世界で
様々なことを
教わりながら
無垢に無邪気に
重要性に気付かず
飛び出して
一人赴く世界にて
思いもかけない
事象に出会う。
僕のことを
知っている人ならば、
僕の周りに居る人ならば
僕が、そんなつもりで
そんな行いをする訳がなく、
僕が、あんなつもりで
あったことを
信じてくれた筈なのに…
責任転嫁することなく
ありのままの世界を
よーく視て
挫けず、腐らず
投げ出さず
それまで
加護してくれて者に
責任転嫁し
当たることなく
教わっていたことを
想い出し
成人するまでの
短い時の間、
初心忘れず
傷付く君が、
君のことを
知ってくれない存在に
憤ることなく
誰かや何かを馬鹿にせず
自ら、傲ることなきよう、
人並みの努力を怠らず
あったならば
君の抱える
事情、都合、立場。
秘めたる想いや
気持ち、主義主張を
知ろうともせずに
ハナから、
君のことを
なめて、馬鹿にし
愚弄し、軽んじて
好き勝手に捉え貶しめ
嘲笑する者が現れても
君が、この世にて
深めた業を
他所の誰かが
どのように捉えようとも
君が、この世にて
どのように振る舞おうとも
世間知らずだった
子供の頃のように
自意識過剰 自分本位
自己中心的 自己主体の
自分勝手に思い込んで
いた時のように
後から、恥をかくことも
他者から、
恥をかかされることもなく
君は、広く大きな
世界に一人、降り立ち
小さな殻の中に
囚われたまま
己が行いを
誰かが、どう捉えるのか
誰が、どう思うのか
誰かが、こう捉えては
傷付けられて
誰かが、ああ捉えては
恥をかかされ
耐え難き、苦痛
恥辱、汚辱、屈辱
辛酸を他者から
なめさせられて
ああしたいのに
こうしたいのに
誰かや何かが
ああだから
こうだから
だから自分は…と
自分のことを
知ってくれようと
しない人や
自分に手を
差し伸べて
くれない人に憤り
自意識過剰、自分本位
自己中心的、自己主体に
自分の周囲に在る
誰かや何かに
責任転嫁し、
馬鹿にして
なめてかかって
愚弄して
そんな君に
情けをかけてくれる者に
肩代わりしてもらい
赦され生かされて
小さな加護のある
世界に君臨し
加護してくれている者を
従えたつもりになって
何故にどうして
あんな行いをしたのに
何故にどうして
なめられ、馬鹿にされ
嗤われているのに
あの人は、何故に
恥辱、汚辱、屈辱に
苛まれないのか
あんな真似をしたことを
吹聴されても
恥をかくどころか
どうして
あけっぴろげで
居られるのだろうか?と
この世にて、
人として、努めなければ
ならないと教わることを
どんな都合事情
立場であろうと
どんな想い気持ちに
主義主張を抱いていようとも
自分勝手に傲り
自分本位に怠って
ああするつもりで
こうするつもりで
自分が感じる悔しさ
なめた辛酸
恥辱 汚辱、屈辱
この苦労、この想い
この気持ち、
自分のことを
誰かに知って貰おうと
こうすれば
こうなる筈
こうすれば
こうする筈と
安易、安直、不用意に
試み業を深めては
自らが、この世にて
深めてしまった業により
誰かに馬鹿にされたり
なめられたり
嗤われたりして
後から、己が恥に
気付かされる者がある。
殻に籠り
引き返すのか
殻から孵り
この現実を
生きるのか
いろんな在り方
いろんな生き方
どのような有り様をも
人は自由に
自ら選ぶことが出来る。
自由の中の
不自由さに囚われて
加護を欲して
恥辱汚辱屈辱覚えて
悔しくて
また気付ける機会が
選べる機会が訪れる
人に成れる道への
門戸が再び
君に開かれる。
どのような在り方を
今、選んでしまおうとも
抱える辛さ、苦しさ、
思いの丈に、
募る気持ちの大きさに
差がないことを
信心、信望出来ずには
誰もが再び
自ら不自由に囚われて
ゆくのだろう。