王様の耳は驢馬の耳 | 王様の耳はロバの耳

王様の耳はロバの耳

アウトプット から
普段口にしないこと
思考、感じ、捉えること


自らのエゴ
業欲に執着し

自分とは違う存在が
この世のソコに在ることを
認めれなくなっている

今の自分に
気付けない者は、

今、惨め慰みに情けなく
今、自分と対峙する、

自分とは違う存在と
競い争い 競り合い
張り合うように

己のエゴ、業欲、
欺瞞、傲慢が沼に
自ら、ズッポリ嵌まり
溺れてしまうのか

欲に邪念に妄念に
独り取り憑かれて
しまうのか

自分が対峙する存在の
言葉が、その身に心に
沁み込むこと敵わぬまま

この世のソコで
自ら、何を捉えること
敵わずに

哀れなことに
類は類
分かれていることにも
気付かずに、

自分が対峙し
競い争い 競り合い
張り合っていた者と
同じことを示唆し語る

自分とは違う存在に
後から出会って
絆されて

独り、感傷に浸っては、
何を知ったつもりになったのか

反省したつもりになっては

自分は自分とは違う存在が
この世に居ることを
もう、知っているんだ。と

自分とは違う存在に
自分と同じように
この世に在ってくれることを
望み欲する真似をして

自分とは違う存在が
自分の類とは違うのが

何故だか、
どうしてなのか
分からずに

自分とは違う存在の
この世での
在り方を疑って

欺瞞、傲慢
同じ過ちを
自らが柵に囲われた
世界から、

一歩踏み出すことも
敵わずに

自分と相対している存在が
どんな類に属して
今を生きようとしているのか
気付くことも敵わずに

自分と相対している存在と
同じことを示唆する
第三者の言葉に絆されては

独り、感傷を覚え
反省出来たかのように
錯覚したまま

この世のソコで独り
己に不自由を与え
儘らぬ想いを己させて
もどかしさに燻って

それでも
この世のソコでまた
自分とは違う存在を
己自ら否定して
己と同じような
姿、姿勢ありようで

自分だったら
こうすることを
自分とは違う存在が
してくれたならば

自分はやっと
ソコから
解放されるだろうに。と

自分のエゴに我欲
業欲に囚われたまま

儚く虚しい夢を見て

自らとは違う存在に
出会える軌跡のような邂逅
盲亀浮木に

出会うことなく
この世を彷徨い続けている
己が姿を
自らソコに示してゆく

そんな人の姿にも
人が救われることを
知ること敵わずに

ああしてくれたら
こうしてくれたら
自分は救われ
解放されるだろうに…と

この現実世界にて
感じてしまう者が

今日も何処かで今、
ココに、このような自分が
取り残されている。と
叫び訴えるように

そんな己の姿、
姿勢、ありようを
この世界で誇示して見せては

泣きそうな顔をして
強がる迷子の子供のように

自分とは違う存在に
憤りをぶつけている。