王様の耳は驢馬の耳 | 王様の耳はロバの耳

王様の耳はロバの耳

普段口には、しないで
済んでいることを
こっそりと、呟いて…

人は、誰もが
愚かしくも、
あまりにも、簡単に

与えられ具えていた、
徳や尊厳を自ら失くし
迷ってしまうことを
私が忘れぬ為に書く
普段は口にしないこと。


慟哭 を 叫ぶ者を
前で

目を瞑り 黙する者は
殆どと 
言って いいだろう。

慟哭 を 叫ぶ者が
自分に 絡んで来て際に

どのように 対峙する者か

情けない 不甲斐ない。と
侮蔑する者は
自らの首に 枷を 嵌め

その多くが 自らが
慟哭に 及んでしまうことを
情けない 不甲斐ない真似と
自らを 縛る。

そのように 自らが
選び 赴く 
険しい道にて、

自らの 弱音 弱気
泣き言を
誰に 漏らすことないように
生き抜ける者は ほんの僅か

そうした者の 強さを
姿 姿勢 立ち居振る舞い
言動 そのありように
習い 従うこと 敵わぬ者は

皆、その道から 挫折して
己自ら 情けない 不甲斐ないに
自ら 露にすることを
堪えどころを 誤って
己に 赦してしまう。

そんな己の弱さ(恥)を
受け止めれる者は 恥をかき
素直に 肩の荷 降ろせる者や

そんな己の弱さ(恥)を
情けない 不甲斐ない。と
自ら 悔しさ 罪を 十字架
己の弱さ(恥)を 背負わせて

一度 挫けた道へと
重荷を 一つ 増やして
挑んでゆく。

当然、前回と 同じように
生きてしまえば
必ず 自らを 挫いてしまう。

前回を 踏まえて 
何かを 一つ 改めても
必ず 己が 挫けてしまう。

情けない 不甲斐ない
悔しい 想い 気持ち
弱音 弱気 泣き言を

情けない 不甲斐ないと
足を 引っ張る足枷や
後ろ髪 引っ張る楔のように
自らが 捉えている間

情けなく 不甲斐なく
己を 苛む ソレが
己の 後から 追ってくる。

情けない 不甲斐ない
真似を するものか!

弱音 弱気 泣き言を
自分は 漏らさず 生きてやる。

誰に 何に 嘗められぬように
誰に 何に 馬鹿にされぬように
己に 鞭打ち 頑なに 励んでは

独り 侘しく 寂しく
孤独な 心細さに 折れてゆく。

自分ばかりが
自分ばかりが こんなにも
堪え 励んで いることを…
誰かや 何かは 知っているのか?

誰かや 何かは 
どうして 認めてくれないのか?

そうして 生きる
自分の 選択が 正しいと 
自ら 叫ぶ者が
己自ら 折れてゆく。

そうして 叫ばれる
慟哭を 前に

目を瞑り 黙する 其々が
その心に 過る 想い 気持ちに

今、その当人の 真価を
弱さ(恥)を 
その当人に 気付かせてゆく。

慟哭を 叫ぶ者を 前に

不安 焦燥 迷い 葛藤
揺れ動く 心 
今の 己の 在り方に 迷う。

慟哭を 叫ぶ者を 前に

目を瞑り 黙することが

当たり前に 
できていた頃とは 違い
己の エゴ 我 穢れ 垢 錆びが

慟哭を 叫ぶ者の 叫び声に
揺さぶれてしまう。

そうした 己の心に
絡みつく 己のエゴ 我 穢れ
垢 錆び 弱さ(恥)
慟哭を 叫んだ者が 絡みつき

足を引っ張り
後ろ髪 引くのを 振り払い

情けなく 不甲斐なく
悔しい 想い 堪えては

幾度も 幾度も
己に 越えがたき 壁に
山に 独り 挑む者かある。

それさえ 自らが
成し得たならば

その道 踏破した者の
周囲に 在る者が 皆
あのように 在る姿を 観ては

自らの 背に 重い責任を科し
独りでは 越えることの出来ぬ
道へと 独り 挑んでゆく。

先駆者を 敬い尊び 志し
今の 自己の言動に
自己責任 担い 果たしてやるぞと
勇ましく 越え難きモノへ

勇猛果敢に 挑戦し
独り 侘しく 寂しく
孤独な 心細さに 挫かれて

自らが 吐き出す
慟哭に よって
今、立ててた場所から
己自らを 押し流し

情けない 不甲斐ない
悔しさ 虚しさ
無念の念を 己自らに 絡めては

情けない 不甲斐ない
悔しさ 虚しさを 
人の弱さ(恥)を 嫌悪して
幾度も 幾度も 挑んでは

夢に 理想に 敗れ 
挫けて 独り 彼の河原に
独り 立ち尽くしてしまう。

独り 侘しく 寂しく
孤独な 心細さを 抱え
ソコで 誰かや 何かを 助けを
自らが 求め 欲して 叫ぶが

慟哭と 

気付くこと敵わずに
あと 一歩 堪え きれずに
この世の ソコで
叫んでしまう者は

今の 己が ソコで 
有しているモノを
自らが 護ろうと 必死に

己が  それを
手放すことを
情けないこと
不甲斐ないことと
己を 縛って生きている。

慟哭を 漏らしては
そっぽを 向いて 
背を向けては

そんな 己の 諸行に
目を瞑り 黙する者を 
前にして

其処に 何を 映すのか
追いかけ 引き留め
すがり 乞うて くれぬ者は

ソコで そのような真似をした
自分のことを
嘗め 馬鹿にし 見下して

其処で 慟哭に 身を任せ
自己犠牲的な 真似を して
自分が ソコで 求めたことを

目を瞑り 黙し 
無言で 務める者を 観て
渋々 嫌々 隷属的に

今の 己の 想い 気持ち 立場
心情 都合 事情 主義主張を
酌みもせず 寄り添うこともなく
嘗め 馬鹿にし 
独り 先へと 赴く者を ソコに観て

我慢ならぬ!と
我慢 欺瞞 垢 エゴ 我 欲
今の 己が 真価を 晒し
己の想い 気持ち 漏れ始めてから
ほんの 少しの 間で

己が 堰を 自ら 切って
自ら 慟哭を 叫んでしまう。

先を 行き
その越え難い 峠を 壁を
越えた者の 姿 姿勢に
習っている!と

越え難い 峠を壁を前に
迷い 葛藤 苦悩し
必死になって踠いていた
最中の姿を 

今は あのように している人も
昔は 今の 自分のように
こんなだったんだ!と

何を 習うこともせず
競い争い 競り合い
張り合うように

先をゆく者の
足を引っ張る真似をして
足元を掬う真似をして

目を瞑られ 黙されて
その姿 姿勢 立ち居振る舞い
言動 そのありようを

窘められることもないことで

其処に 在る者を
怨みがましく
嘗め 馬鹿にし 軽んじ

自分だったらこうすると
井の中の蛙が
強がっているかのような
姿 姿勢 立ち居振る舞い
言動 そのありように

目を 瞑り 黙する者の
多くの中から
自ら 何を ソコで 選ぶのか

足を挫き 躓く度に
あと一歩 
己に 科し 堪え 務めて
みせなければ 成らぬことは
増えてゆく。

己の この世での 業が 
自らに 贖罪のように
一つ 加算し 背負わせる
その 行いまでを

今の自分が
当たり前に 
一人 行えねば
成らぬこと。と

一人 この世で
自らに 科し 務めることを

この世には
独りでは 越えることが
出来ない 境涯が ある。と 云う、

そんな 優しき
慈悲 慈愛に よって 
示される その 越え難いとは
どのような モノであるのかを

何に 今の 己が 
重ねてしまうモノか
そんな 今の 己の
弱さ(恥)に 気付くことなく

今の 自分に 
越えれた 境涯を
未だ 越えれぬ者を 観て
重ね合わせてしまうことが

未だ 今の自分が
その境涯を 越え切れておらず

行きはよいよい
帰りは怖い。

この世のソコで
己が 独り 侘しく 寂しく
孤独な 心細さを 抱える
その時に

先駆者の今の
姿 姿勢 立ち居振る舞い
言動 そのありように
今、自ら 習い 支え(仕え)る
ことを せず

一人では  越えることも
渡ることも 出来ぬ 所で

先駆者の今の ありようを
敬い 支え 仕えるどころか

曾ては その人も
こうであったではないか!と
足を引っ張り 
道を 妨げ 遮って

今の 己が 弱さ(恥)
その真価を 自ら 晒す。

先駆者は 
引き留められることもなく
後ろ髪 引かれ 迷うこともない。

それに 未だ
気付くことも 敵わない
己の エゴに 取り憑かれ
貪瞋痴に 犯されて

先駆者が 己が弱さ(恥)と
自らに 科し 戒める 行為を

自分は 執行する者である!

この世のソコで 一人
競い争い 競り合い
張り合う真似をして

自らが 欺瞞 我慢を
積んでは

自分とは違う
他者を見下し
嘗め 馬鹿にし 軽んじて

自ら 他者を理解すること
敵わずに

そんな今の 己の
努力を 知らぬ者に
自ら 憤りを もったまま
独り 孤独に 突き進む。

目を瞑り黙し
寄り添う者が 皆

一人 渡ってゆかねば
成らぬ境涯を 前に
先ゆく人を 見送る。

そんな 他者を 尊び
敬い 尊重し
心 寄り添い 偲んでは
自ら 忍び 見送る。

自らが 背を向けた者が
追って来ず
背を向けた 自らを
引き留めてくれぬことに

独り 侘しく 寂しく
孤独な 心細さ 煩い
後ろ髪を 引かれる者が

自分とは違う存在を前にして
自分だったら…と
漏らす 想い 気持ち 立場
心情 都合 事情は 痛ましい。

この世のソコで
自らが 殻に 引き籠り

ソコに在る
自分とは違う 存在が
其処に 在ることを

この世の ソコで
そのような姿 姿勢
立ち居振る舞い 言動
そんな ありようで 顕在する

自分とは違う
他者を 自ら 理解出来ずに

何故に そのように 在れるのか

自らが この世に 存在する
語彙を 操り 
自らが 得心 獲るよう
解釈出来ずには

人は 自らが
越え難きを
一人 越えること 敵わずに

迷い 葛藤 苦悩を
己に 与え 鞭打って
己自らを 苛んでは

この世の ソコで
蜘蛛の糸 絶たれた
カンダタのような
姿 姿勢 立ち居振る舞い
言動 そんな ありようで

ただ 独り ソコに 遺された
最後の一匹として
叫ぶような 真似を
してしまうのだろう。

自分とは 違う
他者を 自らが
理解してゆけることで
自らから 当たり前に
削いでゆける 振る舞いを

一人では 渡れず
越え難き道を 越え 渡る術
記され 示されている

自分とは違う 存在の
優しさ 弱さ(恥)を
認めること 敵わずに

こうして欲しい
ああして欲しい
貪瞋痴に 取り憑かれ

今、自らを
一人に出来ずに
体よく 一人では
渡れないのだ。と
誰かや 何か 助けを求め

慟哭を この世で 叫んでは
今の 己の弱さ(恥)
真価を 自ら 晒しては

そんな自分の姿 に
目を瞑り 黙する者の
想い 気持ち 立場 心情
都合 事情 主義主張
その ありようを今 自らが

どのように 
解釈することにして
自らが 行こうとする者か

自己の言動に
自己責任 担い
自らが その道を 
一人 歩んでゆくこと 敵わず

己自ら 己を挫いては
自ら 一人
己を 孤独に追いやってみせる。

そうして 何を 背負うのか
先駆者に 成ってゆけるようにと

目を瞑り 黙され 忍ばれ
見送られ
そんな自分のまま
この世のソコで 在ることを
赦され 生かされた。と

解釈出来るようになって
先駆者の姿 姿勢を
敬い 習い 支え 仕え

越え難き 境涯を
自らも 又
越えてゆけるように 
成るのだろう