だいたい、人の特徴を捉えて、人をけなすようなことを言ったり、いい人と悪い人と区別して言うようなことをよく言う人が一番周りの気持ちを嫌な気持ちにさせるタイプで、雰囲気が悪くなる原因だったのね。
客観的に見たら、一番性格が悪いのは、そんなことを言っているその人本人だったのね。
私に原因があるのかなって思ったこともあったけど…。
私が悪いっていうよりも、一番の原因は…。その人が言いたい人だったからで。私が言われなかったとしたら、だれかほかのだれかが、言われる対象になっただけだったんだな。
一番言いやすいのは、その中で一番年下の女の子になるし。
別に普通にしていても、若い女ってだけで気に入らないというのもあったのかもしれない。人にも寄ると思うけど、嫁姑のいじめの根底にはこれもあると思う。
あの子はいい子だけどこの子は悪い子だみたいな。
いやなおばあだとか。あの人は優しいひとだけどみたいな。
必ずだれかしら悪口言う対象をつくるというか。
身内も含め、長年いろんな人とつきあった結果。
穏やかなタイプはあんまり言わない。
若いうちはまだよかったのかもしれないけど、それでもだんだん人が離れていく。
年を取ると、そんなタイプの人には、人が寄り付かなくなる。
露骨に付き合いを断られるようになることもある……。
距離があればそれなりにつきあえるのかもしれないけど。
近くなれば近くなるほど、なんだかばかにされるようなことも増えるし、気持ちを寄り添おうとすればするほど、私のことをうらやましがるような、私の持っているいい部分をその人ととすり替わりたいような気持ちが出てくるみたいな。
それから、私は存在自体が気持ち悪くなってしまって。だから、ばっさり付き合いを切って距離を置くか、ある程度のところで、壁をつくらなきゃしょうがなかったんだな…。
なぜか、そうなると遠慮をしてくれるようになってくれるから…。
私は兄弟の中で、姉と弟は気持ちが通じ合えたとかよその人から取られることもあったのに、私は、そんなふうに、気持ちが通じ合えたみたいに人から言われたことあんまりなくて、仲がいいと思っていた子からも、なぜか同級生の他の子はその子の楽しそうな夢に出ていたのに私は夢に出ていなかったなんてこともあって、そういうのが嫌だったから変わりたかったんだけどね…。