過疎地の巨大スーパー社長の牧尾さん。
年中無休24時間営業、
ワンストップ(ワンフロアー)で生活用品がA~Zまでなんでもそろえられるスーパーを経営。
かつ良い品を安く提供、
それを鹿児島県の過疎地で建設した。
こんなところに、きっとすぐ潰れる、と噂多数。
融資もままならなかったという。
しかし、
書籍名の通りの利益第二で”消費者第一の方針”を
追求しつづける信念が、結局結果を生むことになる。
何を売ったら売れるかと売れ筋商品だけを売る、
需要がある季節には値を吊り上げて高く売る、
ふつうの小売だったらこのような売り方をするだろう。
牧尾さんは違った。
欲しいと思うお客さんが年数人でもそれが置いてあるお店にしよう。
1年中一定した値段で提供できないか。
などなどと。
利益第一主義についてこんな風に書いていた。
下記に抜粋したが
「数値を追求すると、魔法使いのようなことをしようとする」
この
「魔法使い」
とはよく言いあてた言い方だと感心してしまった。
起業に興味を持ち、起業セミナーに通ったことがある。
起業するからには利益を上げないとと考え、
「何をやったら売れるのかな」
を思索しないと思っていた。
まさに、
何か魔法のような特別なテクニックを使う必要があるとも思っていた。
私にも牧尾さんが
「身を投じようと決意し、覚悟を決めた」
ようなことがきっとみつかると信じている。
もしかしてらもう見つかっているのかもしれないが。
お客様のこと考えて考えて考え抜けば、
必ず結果はついてくると思えた。
今日の「たった1つでいい」は、
一番大切なのは何か!
だ。
今日も元気いっぱい幸せに過ごせてありがとう!
******** 要約・抜粋 *****************
●私は車が好きで、一生、自動車関係の仕事を続けるつもりでした。
ところが、家庭の事情で否応なく小売業を営むことになり、
自分自身を納得させるために、
小売業を「天職」であり「天命」であると定めたのです。
それならば、
儲けを優先するのではなく、
地域の生活者を優先しよう。
都会から見放された過疎地でも、
人々が便利に生活でいるように小売業という立場から
「日々の生活のお手伝い」ができないか。
そのために身を投じようと決意し、覚悟を決めました。
小売業を天職ととらえれば、
理想とする小売店の形も自ずと変わってきます。
「田舎だからこそ何でも揃う」
「田舎だからこそいつでも開いている便利な店を」
「田舎だからこそにぎやかで楽しい店に」など。
その理想を形にできたのがA-Zスーパーです。
●しかし、開店にあたり、さまざまな困難がありました。
そのうちの1つ、主力銀行が直前に融資の辞退を申し出てきました。
不渡りという事態目前、
23の金融機関を回っても、主力銀行が下りたぐらいだからとよい返事がもらえません。
そのとき私の心の支えは、
「地域の生活者のお手伝いをしたいという思いから、
自分のことはそっちのけで必死でやってきたんだ。
必ず天が見方してくれる。」
という思いでした。
幸いなことに、ヤマト運輸の小倉昌男さんに似ている、と
応援してくれたのが野村証券の支店長でした。
まさに九死に一生を得たのです。
●現在も地域の生活者への貢献が私どもの第一の信念です。
消費者の利便性第一、利益は第二です。
売上高や利益など、
結果としての数値を気にし始めると、
魔法使いのようなことをしようと考えてしまいがちです。
数字を追いかけることで現実の売り場を見過ごしてしまい、
お客様の要望を吸い上げることができなくなってしまいます。
●小売業は営利企業ではありますが、
そこからもう一歩踏み込んで、
地域のみなさんの生活に何か寄与するという発想を持てば、
結果として利益はかえってくると思います。
それは小売業に限らず、
さまざまな業界や業種に共通する、
あるいは日本社会にとって欠かせない視点ではないでしょうか。
効率を重視した管理型の販売は、
成長期には通用するかもしれませんが、
成熟期、衰退期にはいった時必ず壁にぶつかるはずです。
私どもは、業界の常識や前例をすべて否定して、
生活者を常に優先して考え、
一から小売業の枠組みを組み立てなおそうと考えました。
このような店舗はまだ他の地域にはありません。
全国の過疎地で不便な生活を送っている人がたくさんいます。
このような業態が全国に広まってほしい、
同じ志を持って経営する小売業者が全国に現れてほしいと願っています。
************ 以上 **************************