blue Ciel 夏休み 8 | A・RA・SHI 青担 腐妄想小説

A・RA・SHI 青担 腐妄想小説

ワチャワチャした感じの嵐さん達が基本です。主に智君を中心とした小説です。BLなのは私が根っからの腐女子で、智君が大好きな為、悪しからずご了承を!山が多いかな!色んな感じの話を書けたら良いなと思ってます。








いつものように、皆で、朝食を食べていると・・・・



コツコツ・・
(鴉郵便で〜す。送達で〜す。)


朝早くに珍しいなぁ。オイラが出るよ〜!

。。。"8-(*o・ω・)oテクテク

「黒鴉さん。いつもご苦労さまです。」



⌒(ё)⌒紫陽花の妖精からの言玉を預かってます。受け取りにサインを!


「紫陽花の妖精ですか?お客さんに居ましたっけ?」

「いつも、霧の街と外の世界の境界線の近くに居る紫陽花の妖精さんだよ。」

「あー。外の紫陽花の世話の外注を頼んでるって言ってたね。」 

「直接は、頼んでないんだけどね(笑)たまに、入り口近くまで、遊びに来てる時あるよ。」


「そうなんだ。知らなかった。」


サトシも、直接姿を見た事は無かったけど…

気配を感じると、手を降ったり会釈したりしてました。

こことは、別の世界の妖精さんな気がして、声はかける事は今まで無かったのだが・・

「サトシちゃん!早く言玉聞かせて!」

マサキが、ウズウズして早く聞かせろ!と急かす(笑)

「じゃ、聴いてみよ!」


ポーン!!(⊃ Д)⊃≡○と玉を上に放り上げると

パンっという音と共に、ピンクの紫陽花が宙に咲いた。 

その真ん中に、明るい笑顔でニコニコしてる妖精の子がいた。


「おはようございます。
私、紫陽花の妖精です。この度、blue  cielのサトシさんの声を聞き、協力したいと思い連絡しましたぁ!
色んな場所の者にも、霧の街の花火大会、夏祭りに参加して頂きたいとの事。
これ以上無い、助っ人が居ますので、1度お会いしてみませんか? 

お連れしたいのは、智翔旅行社、分室のチーフ蒼の妖精のさとし様です。

お付の方として副チーフもご同行されます。

勿論、私も同行致しますので、宜しくお願い致します。
今日、正午には、到着予定ですので、ご準備宜しくお願い致します。」

ぽー〜ーん○と、メッセージが流れ終わったら、また元の玉に戻った。

「サトシくん。何か頼んだの?」

 
「うーーーん?あっ、昨日、集客集めるの誰か助けて〜って、叫んだかも、ふふふ・・ちゃんと聴こえてたんだね。嬉し♡♡」


「という事は、リーダーの招いたお客さんって事になるのか。蒼の妖精って噂で聞いた事あるけど、本当にいるんだな!幻の存在だと思ってたわ。」


「オイラ達とは、また別の世界の妖精なんだと思う。どんな妖精さんかな。楽しみぃ♡♡」


(.゚ー゚)
「あっ!今日は、ぬりかべちゃんや、一つ目小僧君や河童の子とか妖怪の子供達がたくさん、浴衣選びに来ますよ。
私は、採寸やら色々ありますので手伝えませんが・・」


( ’ ◇’)
「俺も、患者さん何人か入ってた!
蒼の妖精くんに、逢いたいなぁ。

帰るまでにひと目でも逢えるかな?」



「皆、仕方ないよ!オイラは、手が空いてるから、入り口まで迎えに行くよ!で、話聞いて、オイラのお願い聞いて貰って、cielの街案内してあげるぅー!」


(`^3^´)
「サトシくん、俺も一緒に話聞くよ!花火大会に関する事なら、俺も把握しておきたい!」


「うん!ショウくんも一緒にお願いね~」






***********

まだ゙かな?(๑• - •`๑)
ソワソワしてるサトシくん(笑)

「もう、そろそろ来るんじゃない?」


サトシくんが椅子から、立ち上がって窓の外を見ていると、蒼く綺麗な光を纏った、とても可愛らしい男の子の姿が。

背中にはキラキラ光る蒼の羽。


「あっ!きっとあの子だよ!!」


お出迎えに飛び出していったεε=(((((ノ・ω・)ノ
俺も後に続く。



蒼の妖精くんを抱っこしているのは、大きな羽を背負った人?天使?

少し前を飛んでいるのが紫陽花の妖精さんかな?!
笑顔で手招きしながら誘導している。


少し緊張しているのか、キョロキョロしながら付き添いの方の腕をぎゅっと掴んでる。


「ようこそ、おいで下さいました。
cielの街のリーダー  blue   ciel  のサトシといいます。 
こっちが、red   ciel   のショウです。」


(はじめまして。言玉にて連絡しました。紫陽花です。此方が、智翔旅行社の・・・)


抱っこされてた妖精君が、ふわっと腕から飛び降りて・・


(智翔旅行社のチーフのさとちでしゅ!きょうは、おねがいがあって来まちた!)

とっても可愛い蒼の瞳の妖精君は、丁寧なお辞儀をして自己紹介。

(本当に、可愛い。こんな愛らしい子なかなか居ないよ〜(///д///)♡

「此方の方は?」

(副チーフの、ペがしゃすのお兄ちゃんです!)

(チーフの補佐として同行させて頂きました。)

副チーフさんは、これまたイケメンだな。
爽やかな方だ。

妖精君を見る眼差しが優しい。俺がサトシ君を見る眼差しに似てるかな♡♡




(♪きょうは、blueしゃんに、おねがいにきまちた!よろちくおねがいちます(⋆ᵕᴗᵕ⋆)"☆*ペコリ)


妖精君は、ぎゅっと副チーフの手を握って満面の笑み。
副チーフは、挨拶出来た事褒めてあげてるのかな?
優しい笑顔で頭を撫でてあげてる(笑)


「それでは、blue  cielの部屋の方へ移動させて頂きます。ご案内しますので、着いて来て頂けますか?(*ˊᗜˋ*)」


サトシくんが笑顔で、妖精君に尋ねると、少し緊張が解れたのか柔らかい笑みを浮かべて、頷いてくれた( ღ´⌣`)ホッ=3

移動中、yellowの店の前には、ぬりかべちゃんの姿が。

サトシくんに気付いた、ぬりかべちゃんが手を振ってる。


妖精君は、初めて見たのか、目を大きく開いて、口を開けたまま見つめていた(笑)

「チーフ、初めて見ましたか?」

ぬりかべちゃんを不思議そうに眺めて、サトシくんの問いかけに、ウンウンと頷いた。

「あの子は、ぬりかべっていう妖怪です。
凄く大きいけどまだ、子供なんですよ!
とっても優しい子なので恐がらなくて大丈夫。他にも、子供妖怪が来るので、お話の後、時間が有れば紹介しますね!」


妖精君は、サトシくんの話を聞いて安心したのか、ぬりかべちゃんに手を大きく振って、ニッコリ笑ってくれた。


付き添いの、副チーフさん?は、顔が強ばってるけど(笑)

まぁ、見た事無いとビックリするよな、普通は。羽を拡げて浮かんでた妖精君を、護るように抱っこし直した。


妖精君の護衛なのかな?
当の妖精君の方は、周りにいる他の妖怪達を興味深げに見ては、手を振ってくれてたけど。




チリンチリン音符音符
「どうぞ、お入り下さい。此方に、お座り下さい。お茶をお持ちします。少々、お待ちください」


サトシくんが、お茶を入れに行ってる間に、席に案内した。
妖精君は、窓の傍の椅子に座り…♪
外の様子を嬉しそうに眺めては、副チーフのペガサスさんに、楽しそうに何か話かけていた。


「妖精さんが、飲めるか分からないのですが、このcielで咲いてる、薔薇のハーブティーコーヒーです。宜しかったら、どうぞ」


「では、まず、先方のお話を伺わせて頂いて宜しいでしょうか?」


副チーフが、妖精君に話するように優しい笑みで促すと、少し深呼吸して副チーフの眼を見て頷くと可愛らしい声で・・



(2019年8月11日に

 (有)智翔旅行社 分室 しゅさいの『MYSTERY TOUR 』を、いたちます。いきしゃきは、ふくすうあります!どこに行くのかは、ツアーしゃんかしゃには、つくまでのおたのちみです。しょのツアーしゃきに、ここでの花火大会会場をいれしゃせてくだしゃい!)



チラシをサトシくんに渡して、一気に、話終えると、満面の笑顔を浮かべてお辞儀。


副チーフの方を見て、どうだった?と確認してる。(完璧だよ!)と言って貰ったようで、嬉しそうなで、にこにこ笑顔(カワイイ♡♡


妖精君は、副チーフが大好きなんだろうな。


ずっと手を繋いで何かある事に、副チーフと眼で会話してる(^^)



「ここで開催の花火大会を、ツアーの開催地にという事ですね。それは、願っても無い事です。こちらも、集客を助けてくれる方を探しておりましたので。」



副チーフが、妖精君の代わりに話始めた。妖精君は、外が気になるようで、チラチラ窓の外を見てる(笑)



(うちの、ツアー客を連れて来るにあたり、注意事項など、ありましたらお伺いします。)



「ショウくん、説明お願い。」


サトシくんに、説明を押し付けられて(笑)


「私から、説明します。

ここは、妖や幽霊、怪物の類いなど、人とは違う者が集う場所です。

ここに来る人外の者達は、人を恐がっている者がいます。その辺を、理解して頂きたく思います。


幽霊は、人と同じ姿なのですが、生きてる人との違いは妖には分かります。

ですので、此方に来て頂けるお客様には、この街で違和感の無いように配慮して頂きたいと思います。」




サトシくんが、副チーフの方を見てから妖精君に笑顔で( ・ᴗ・  )💙


「妖にみえるようにしてくれたら良いよ」



(へんちょうちたら、だいじょうぶ?)



「うん。大丈夫だよ。そこは、智翔旅行社さんを信頼して、お任せしますね」



窓の外から、妖の子供達が、こっちに向かって手を振ってるのが見えた。


妖精君も、気付いたようで・・




「チーフさん。一緒に外の妖達の所に行かない?紹介させてくれる?副チーフさん、宜しいですか?」



外に出ると、浴衣や甚平を買い求める為に来た妖が、yellowのカズの店の前に並んでた。



何故か、マサキもジュンも。


蒼の妖精君に逢いたくて仕事切り上げてきたな!!



妖精君は、蒼く綺麗な羽を拡げて、妖の子供達の傍まで飛んで行った。


副チーフさんが、慌てて追い掛けてたけど(笑)






「この子は、ぬりかべちゃん。背中の絵カワイイでしょ?隣りが、1つ目小僧君。豆腐小僧君。小豆洗いの子・・・・・・・」



サトシくんが、1人ずつ妖精君に紹介していく。その度に、可愛く挨拶してくれる。


ぬりかべちゃんは、可愛いのが大好きだから、妖精君を見る目がキラキラしてる(´˘`*)



ある程度、紹介が終わり、子供達と楽しそうに、お喋りしてた妖精君に、副チーフが近寄って



(さとしくん、そろそろ時間だよ。挨拶して帰ろ?渡す物あったでしょ?)



はっ!!と思い出した表情をして、カバンをゴソゴソした。



(きょうは、たのちかったです。これ、おれいの飴ちゃんです。たべちゃら、いいことあるよ!)



キラキラ光る綺麗な飴が5つ入った袋を、サトシくんに手渡した。



「凄く綺麗な飴だね。良い事があるんだ!じゃ、うちの仲間と美味しく頂きます。ありがとう」



「では、入り口まで、送ります。」



入り口まで、ずっと、妖達に手を振ってくれていた。優しい子だな。



「では、当日、宜しくお願い致します。」



「チーフさん。また来てね。いつでも待ってるから。

これ、飴ちゃんのお礼。小豆洗いちゃんの、小豆が残ってたから、お手玉にしたんだよ。

青と赤のお手玉を2つ受け取って。

遊び方は、教えて貰ってね。」



(それでは失礼します。)


(ばいばい。まちゃくるね!)



入り口を出て、紫陽花の垣根に近付くと、2人の姿が消えた。



紫陽花の妖精が、

(ありがとうございます。また、何か合ったら声かけてください。では、私も。さようなら。)



霧の向こうの紫陽花の花の中に、入って行き姿が見えなくなった。



凄く、癒された気がする。最近、忙しく疲れてたのに、今は、気分も身体も軽い。




癒しの蒼の妖精って、本当だったんだなぁ。

また、来てくれないかな。