初めましての方

ご訪問ありがとうございます


こちらは、長年平凡なフリをしてきた主婦が

突然恋に落ちてしまった人との

葛藤の日々を書き綴ったブログになります


かなり長くなってきましたが

よろしければこちらから読んでいただけますと

嬉しいです







Mさんと会ってから数日後
仲間の飲み会があった


今回は流石に彼もいるだろう


私は緊張していた





「お!紫陽花さん!」


店に入ると
涼しい顔をして挨拶してきた彼


……何だかムカつく……
こっちはきっと
複雑な笑顔だった


しばらくは別のテーブルで
それぞれ楽しんでいた


しかし
トイレに立って戻ってきた時だった


テーブルの端の私が座っていた席に
……何故か彼が座っていた


「……ちょっと○○さん!
 そこ私が座ってた席〜!」


そう話しかけながら
私はそのテーブルのお誕生日席に座り
彼とL字で向かい合った


「え?あ、そうだったの?
 ごめんなさい!ww」


しばらくぶりに見る
彼の間近の顔
何を話したのかは憶えていないが
穏やかに笑いあいながら
話をした


ここにいる人たち皆
この歳の離れた二人が
男女の仲になって
そして終わっただなんて
まさか思いもしないだろう…


するとしばらくして
テーブルの下で
違和感を感じた


二人の膝と太ももが
ピッタリとくっつき合い
彼の指が私の太ももに触れていた


決して触るという感じではなく
私の太ももと彼の膝の間に
膝に置かれた彼の手が挟まれている
そんな感じ


…………


私たちはそのまま
何も変わらずに会話を続けた





会の途中で
私は帰る時間になった


「紫陽花さん
 駅まで送りますよ」


そう声をかけてきたのは
彼ではなく、Oさんだった


Oさんは誰にでも優しくて
フレンドリーな男性だった


「え、いいですよ!
 駅すぐそこだし」


「いいからいいから
 行きましょ!」


そうOさんに促され
私は仲間に挨拶をして店を出た



続きます