またまた事件だ その3

まだ6月なのに、すでに夏日…

来週から、次男の中学校ではプールの授業が始まるそうな。

小学校は、去年に引き続き中止だそうです

さて、続きをサクサクっと…今回で終わります！

被害に遭われたおばあさんの現場検証も終わり、旦那は、防犯委員の方々と合流して、無事にパトロールを済ませ、私とMさんの孫娘ちゃんは、警察官に目撃した状況を説明し、住所、氏名等を聞かれて何とか解散出来ました

次の日の日曜日、自宅に刑事さんが来られ、夫に昨日の状況を詳しく聞いていました。

調書作るほどでも無く、玄関先で立ち話程度で終わっていました。

その時点では、犯人はまだ捕まっていません。

なので、月曜日の朝は、小学生の登校を見守る先生たちがいつもより多く出ていました

その日、私はいつも通り出勤。昼休みに銀行へ行く為、自宅に向かっていました。

その自宅そばの、金曜日に事件があった交差点の一本手前の道路が、またまた規制線が張られ通行禁止になっていて、警察官がたくさんいるのです

まさか、今度は白昼堂々と刃物強盗なのか⁈と驚きつつ、車に乗っていたので何があったかは聞けず、そのまま自宅に戻り、車を停めてから自転車で銀行へ向かいました。

現場付近は物々しい状態で、見物してた女性に何があったのか聞いてみると、またまた刃物強盗が出たとのこと！！

犯人が捕まったかどうか、詳細は分からず。

そのまま銀行へ向かおうと思った時、知人のおじさんが何やらテレビカメラの前で、インタビューを受けていました

なんで、Sさんが⁈と思いながら銀行で用事を済ませ、自宅に戻る道中では、Sさんの姿はありません。ちょうど自治会の事で話があったし、Sさんに聞きに行こう！と思い、そのままSさん宅へ突撃しましたピーポーン

すぐに出て来たSさんの話では、その日の朝１０時３０分頃、家の前で花の手入れをしていた時、女性の叫び声が聞こえたので、急いでその声の方へ駆けつけたそうです。

すると、近所のおばあさんが手に怪我をしていて、カバン盗られた！と言うではないですか！

おばあさんの指差す方を見ると、おっさんがそこにあった看板にふいっと隠れたそうです

Sさん曰く、走るでもなく、丸見えだったそうな

Sさんは、おっさんに近づくと、どうも目線がおぼつかない、ぼーっとした感じで、「認知症の方かな⁇」と感じたそうです。

Sさんは７０代ですが、その強盗も７０代だと確信できたので怖さはなかったそうで、「盗ったもん返かなあかんやろ！」と一喝すると黙ってカバンを差し出したそうです。

なので、「一緒に交番行くで！」と言った所、急に道路を走って渡って逃げ出したそうな。

慌てて追いかけて、強盗を捕まえ足払いして押さえつけたSさん。通行人に「警察呼んで！」と叫んだらしいですが、誰も反応してくれなかったらしく、Sさん怒ってました

そこへ、ちょうど警戒パトロールしていた警察官が通りがかったそうで、数人で強盗を取り押さえてくれたそうです。その時、強盗の胸ポケットから新聞に包まれた包丁が落ちたそうです。

本物の包丁持ってたんや…Sさん、反撃されないで良かったですね

お疲れ様でしたそして、ありがとうございました。これで、安心出来ましたよ！！と、お礼を言って帰りました。

その数日後、今度は警察から私に電話が掛かって来ました。

先日の強盗目撃の詳細を聞きたいので自宅へ来ると言うのです

え〜私も〜⁇と、思ったけれども…

刑事さんが2人、自宅に来られ、事件の詳細を聞かれ、男の服装と特徴を聞かれた後、まず犯人の顔写真を見せられました。

思ってたよりもおじいさんに見えましたが、７０代だったようです。

「私、顔は見てませんので見たのは、後ろ姿と頭頂部なので」と言うと次は防犯カメラで撮られたであろう、上からの男の写真を見せられました。そこには、バッチリあの時見たハゲ頭と黒いジャンパーを着たおっさんが写っていたのです〜

「これです！この頭です！」と証言してその日は終わり。で、また次の日、刑事さん1人が来られて、調書を読み上げられ、私はサインをして、やっとやっと解放されたのでした

今回は、犯人が無事か捕まって何よりでしたが、捜査協力って大変だなあ…とまたまた実感したのでした

犯人は、仕事をクビになりお金が無くなったので強盗した…と供述しているようです。

これも、コロナの雇止めの影響なのか。

それとも、軽い認知症からの犯行だったのか…真実は分かりませんが、高齢化社会の闇を垣間見た出来事なのでした