去る8月30日FMさがみの「竹中通義のモーニングワイド」の中の「市民活動 hot リポート」に、仲間3人でスタジオ生出演をしました。
時間は約15分ほどで、自分たちが参加活動をしているNPO法人「畑と田んぼ環境」再生会での活動内容や目的、そして個々が会に参加した動機や想いなどを話してきました。
会の主たる目的や活動内容の抜粋
私たち、NPO法人「畑と田んぼ環境」再生会は、生命の営みに沿った農体験、 研修、耕作地支援など、「農ある生活」の輪を広げる活動をしています。
それにより「市民の手で、田んぼや畑を生き物であふれる自然環境として再生し、心なごませる風景を守っていきたい」という想いを実現することが目的です。
(1)農薬・化学肥料は使わない(2)草や虫を敵としない(3)基本は手作業で汗を流す(4)自然の循環を妨げないを基本原則としての農実践。
その前段階として・・賛同者を対象に相模原市内の田んぼで米作りを1年間かけて学ぶ研修会を開催し、その内容「種まきから田植え草取り生き物調査、稲刈りなどの全工程」24回のうち12回以上参加すると「田んぼ環境自作人」として認定され、翌年から会が管理する田畑を借りれるようになる。
NPO法人「畑と田んぼ環境」再生会のホームページはこちらから
会員随時募集中です(自然農のスタイルで田んぼ・畑ができます)
私自身が会に参加した動機は、食物に対する様々な危機感からだったと思います。
自給的生活という側面から知識・技術習得をして有事に備えるためでした。
当たり前ですが、お金は食べられない、ということですね。
また、世に出回る食物について学んでいるときでもありました。
遺伝子組み換え食品や雄性不稔種という言葉を知り、色々と調べていました。
そして自分が食べたいと思えないものがたくさんあることを知り、自分の店でそれらをお客様に出したくないと思いました。
食に向き合った時、日本人である自分の食の基本は「米(コメ)」だと考え、稲作を学べる(しかも自然農の形で行える)会に参加しました。
動機はネガティブなものだったのです。
しかし実際会へ参加し活動して農から得た実感は、
・自然に癒される
・収穫の喜び
・仲間とのひとときがうれしい・たのしい
・作業中「無」になれる(自分と向き合える)
という、参加動機から大きくはかけ離れたものでした。
(稲刈り・収穫 田んぼでの流しそうめん)
心が求めていたものは、最初からこちらだったのです。