結局父は、ほぼ眠ること無く、夜行列車の中で
朝を迎えた。
私は、先週から腰痛が再発し、這っての旅の始まりである。
朝の7時過ぎに長春に到着。
64年ぶりに、旧新京の地を踏む気持ちは如何と
父に尋ねたが、なんとも言えないとのこと。。。
↑長春駅到着の父。。
↑ホテルは、松苑賓館で、このような赤門を
くぐると中は庭園。
なんと中には、旧満州国時代の関東軍司令官邸
の建物があります。
↑宿泊するホテルは、新しいのですが、
その向かいに
↓↑建物はレストランとして使用されており
松苑賓館(SONG YUAN HOTEL)
長春市新発路1169号
電話0431-272-7001
1泊400元くらい。4つ星。
新発路の並びに、旧関東軍司令部があり
なんとそこは、現在の吉林省共産党委員会
として使われている。
↑武装警察が厳重に見張りをしており
写真もタクシーの中からしかとれませんでしたが、
父いわく、日本の名古屋城をモデルにしているとか
こんな中国の東北の端まで来て、このような
建物にお目にかかれるとは。。
私の父は、既に定年しているが高校の先生であった。
専門は建築で、工業高校の建築課を数十年
つとめた。
また明治、大正の近代建築について特に詳しく
今回の旧満州国の旅は、このような名建築を
軸に構成されているのである。
私も、実は小さい頃から、大阪でいろんなところを
連れまわされており、正直小さいときはなんとも
迷惑な話だと思っていたが、今となっては
なんとも、うれしい、また興味深い、父との旅である。
私もしっかり勉強させてもらおうと思う。
ホテルに着いて、荷物をおき、腰痛の腰ベルトを
きつくしめなおし、リュックを背負い直す。
まず最初に目指すは、父の生まれた街である
進化街である。
つづく。。
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