2011年9月16日早朝7時過ぎ
私の父、正己(まさみ)は、64年ぶりに再び旧満州国、旧新京、現吉林省長春市の
土を再び踏むことができた。
少し肌寒かったが、服装は準備万端である。
9月16日は、2006年である5年前に、私とaiaiが上海で結婚式を挙げた
結婚式記念日でもあった、そんな縁起の良い日でもある。(関係ないが。。)
前日の15日の夕方に、大阪関空から大連へ。
大連はダボス会議の真っ最中。。。
調度ダボス会議前の、数日に大連空港の国際ターミナルがオープンしたばかりで
知らなかった私は、国内ターミナルから10分近く歩いて国際ターミナルにたどり着く。
予定通りに、父は大連空港に降り立った。
その夜22時の夜行列車で、私と父は長春に向かった。
列車に飛び乗り、ほどなくして、青島の缶ビールを開ける。
キレもなければ、コクもない中国のビールは酔うこともなく
ほどよく、久しぶりの親子の再会に話をもりあげるくらいの
効果はある。
寝台列車では、4人部屋で上のベッドにカップルが寝ている。
12時を過ぎた頃、私も父も一旦は眠りについた。
夜中に私がふと目が覚めると、父は眠れずずっと窓の外を見ている。
なんでも、暗い真っ黒な車窓の景色をみながら、自分が64年前に
この景色を通って、満州から引き上げてきたのだろうか。
この線路は、満鉄が敷いた線路なのだろうかとか、
色んなことを考えると、興奮した眠れなかったそうだ。
私は、その夜は父には何も声をかけずに、再びねむりについた。
さて、父の念願であった、旧満州国への旅がいよいよはじまる。。
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