中国で新卒を採用するということ(旦那ken) | のん気夫婦の中国・天津・大連生活ブログ

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日本では、新卒の就職内定率がここ数年低下し、私が99年頃に

就職活動した時代ですらも、超氷河期とか言われておりましたが、

今はそれすらも比較にならないくらい、厳しいのだとか。


景気が停滞し、金融危機やら、震災やら、円高やら負の要因が

たくさんあるので、厳しいというのは理解ができます。


しかしここ中国でも、景気がよく、経済が成長しているにも

かかわらず、新卒の就職内定率は深刻です。


もちろん、人口が多く、毎年の新卒者が700万人近くも

いると言われていますので、日本とは比較にならないくらいのボリューム。


それに合わせて、国全体で、大卒のプライドを満たす、ホワイトカラー

層の雇用創出が圧倒的に足りないのが、現状。


よって毎年多くの、就職浪人が溢れかえっております。


中国で新卒を採用されにくい理由が他にもいくつかあり

わたくし的に感じるのは、企業自体が、新卒から人を育てて

中国全体で事業を広めていくにあたり、人材資源を有効に

分配させていくことをしない、いや、しにくい現状があると考えます。


一般的に企業は、即戦力のある社員がほしい。よって仕事経験が

ある人を採用しがちである。


実際に私も、新卒を採用するより、経験者を採用するほうが

多い。本当は意識的に、新卒者をとろうとするのですが

うまくいくことは少ない。


日本のように、新卒を採用し、東京で一括して人事部付にして

いろんな地域に配置していくのが、中国で難しい理由の

一つに、やはり中国では、人はその土地に土地に土着しております。


北京人は北京、上海人は上海、天津人は天津、大連人は大連と


あまり違う土地に行くことを好みません。

それでも最近は、そういう人も増えた気がしますが。。


あと社会保険や、住宅積立金などを、省をまたいでもっていくことが

できず、日本のように全国都道府県で統一されておりません。


これが、中国で、本社のある上海や、北京を日本のような東京化して

経理財務、人事を本社で一元管理していくのが、なかなか難しいと

思います。


やってやれないことはないかもしれませんし、超大手の中国企業や

国営企業などはやっているのかもしれませんが。


しかしまだ日系や外資などで、中国に進出してきて10年足らず

であると、まだまだそこまでやれないのが現状です。


私も、日本から来たので、日本の東京化のようなイメージでの

本社からの一元管理しか、頭にないので、


どのような管理体制が今の中国、これからの中国に

向いているのか、またどのような方向に向かうべきなのかは

わかりません。研究してみるとおもしろかも。


で最近思うことは、人の採用について。。


天津で5年やってきて、今遼寧省の瀋陽大連で2年目、、、

今後の社員のキャリアップなどを考えたときに、


日本のように、じゃあ四国支店へとか、九州支店へ。。

などは先の理由により簡単にはできません。


また、最近社員を採用するときに意識するのが

70後(ほう)、80後(ほう)、、85後(ほう)、、90後(ほう)、


中国語で、70年代生まれ、80年代生まれ、85年以降生まれ、90年代生まれ

という意味で。。


この世代間の仕事に対する意識、認識が顕著に違うと感じること。


また80年代も85年を境に考え方が変わります。


中国のこの激動の時代を象徴する世代間ギャップ。


これまた大変興味深いものであります。


つづく。



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