私が、2006年頃から天津で、会社立ち上げに従事した頃
多くの社員は、80年~85年世代の社員がほとんどでした。
20代半ばの社員達ばかりで、
中国でよく言われている、80年代以降生まれの若者は
わがままで、使いにくいということは、一切感じられませんでした。
どちからかというと、70年代生まれに近い感覚で
忍耐強く、どんな仕事でもこなし、またしっかり教育も受けており
また素養も高い、そのような印象を強くうけ、大変優秀で
心強い社員が多かったように思います。
あれから、6年が経過する現在、
当時の85年以前の生まれの世代は、30歳前後となります。
どうしても新し会社を立ち上げるときは、やはり20台中頃の
社員を多く採用しがちになります。
そうなると、現在は85年以降生まれ、90年代に近い人達が
メインとなってきます。
正直、80年代前半や、一番いいのは70年代後半の人材が
真面目にコツコツと、仕事をやる傾向があると感じており
私の今の会社も、そんな派手なホワイトカラーの職種などポストは
なく、泥臭い営業や、配送などとなるため、
人材としては、80年前半、70年後半が理想なのですが、
時代が進むと共に、そのようなことは言えなくなってきます。
80年前半、70年後半となると30歳から30歳を越える年齢。
結婚して、子供もいて、家のローンもあり、総じて給料は高くなります。
また今30歳の人を採用すると、10年後にはみんな40歳。。
会社の若返りのバランスを考えると、どうしても20前半から中盤の人を
採用していかなければなりません。
そうなると、やはり新卒に近い、90年代にちかい人たちを採用するという
ことは避けては通れません。
そうなるとこの世代をどのように、教育し、人材として鍛えていくか
取り組むべきテーマであると、私はずっと前から考えておりました。
この取組は、実は天津にいた時から、ずっと取り組んでいたのですが
なかなか成功しておりません。
今年に入り、大連で、人事と一緒になって、大学の新卒の説明会を
やったりもしました。
中国で日本の東京化みたいに、新卒を定期的に採用して会社の成長に
合わせて、ゼロから育てていくという試みはなかなか難しいものがあります。
先にも言ったように、中国では、まだまだ地元への執着が強く
省をまたぐ、異動や転勤は、日本に比べてはやりづらいものがあり
実際には多くの会社がそのようなことはしておりますが、
やはり離職率は高くなります。
また各地域での支店で採用した社員は、やはりその地域内でしか
働けないので、社内での労働市場を創出するのは難しく
立ち上げから5年くらい過ぎると、モチベーションの低下がおこり
みんな安定的になります。
つづく。。
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