この日は、レンタカーで、西安市の東西南北をくまなく
走り回りました。
天津の時も、市内から外環状線の外やら中やら
開発区やら、郊外地区やらタクシーで走り回り
どこまで市場が広がりっていくのかを見極めようた
したことを思いだしました。
まあ私の予想よりはるかに速いスピードで
今も尚発展し続けている天津ですが、
今の西安もちょうどあの頃の天津のようで
ちょうど私が天津に赴任した翌年に
地下鉄1号線が開通で、西安も現在1号線と
2号線を作っており、なぜか来年頃に2号線が
先に開通するとかで。。
地下鉄が走りだすと、その街に血がめぐるように
人の動きが活発化します。
その固定化された、路線が渋滞なく、地下鉄の沿線と
駅と駅周辺の商業施設や住宅が、有機的に結びつき
想像以上のスピードと、力強い発展を遂げることができます。
日本が世界でナンバー2の経済大国になれたのにも
あれだけの鉄道が日本中を網羅し、都市化を遂げることが
できたことで、強い内需を生み出すことができた。
そういった目で、今の中国のいろんな市場を見ていくと
まるで生態的に社会や街の分布を捉えていけるようで
わくわくしてきます。
あの有名なドラッカー先生曰く、自身は経済学や、経営学者ではなく
社会生態学者であると、言っておられるのを聞いて、
このような街の発展や、社会の発展を生態学的にとられることのほうが
予測しやすく、また興味深いなとも思える今日この頃です。
↑西安の街は、とにかく緑が多い。街路樹が
たくさんあり、そこのなんとも言えない趣がある。
↑市の北部と、南西に2つの大きな開発区があります。
↑まだ建設中のビルが多く、既存の工場や、ビルから
まだまだこれから発展していくのだろうと感じさせます。
2000年前半の
天津のTEDAのような。
ハイテクパークとして、91年より設立されて
↑たくさんの大学あり、大学地区ともいえる
南西部。この辺りはすでに、3環状線を越えて
↑聞いたような大学の門がたくさん連なってい
おりました。
コカ・コーラ、シーメンス、三菱、日立、ABB、ハイドル、
BPなど25の海外世界500強の企業からの投資と
米国のカンメイス、スイスのブレー、フランスのワルスイカー、
台湾の頂新、香港の万裕、
中国の宝山鋼鉄、陝西の重汽など
国内外有名な企業は相前後して入居してきており
ハイテク系の南側と、産業系の北側と
頼もしい限りの、両開発区。
1環状道路内の歴史的な古城に囲まれた
地区には、ショッピングモールや、百貨店があり
外側には開発区。
そしてまだまだある成長エンジン的地区
さらに車を東の方に走らせていくと浐河(ちゃんほー)という
河があり、その河沿が、浐霸生態城(ちゃんばーしょんたいちゃん)
というエコロージタウンを建設しているところ。
この規模がとても大きく、半端じゃなく、
実はちょうど今、西安で世界花の万国博覧会が行われている
最中で、そうえいば私が中学3年生の頃、大阪でも
開催されて私も行ったのですが、
その規模の万博が今西安で行われており
その場所が、ちょうどこの浐河を渡ったとろろで
↑河の向こうに見える塔は、この万博のために
つくった塔で、これからこの一体は一気に加速度的に
ニュータウンとして発展をとげていくことでしょう。
このあたりのディベロッパーの電話番号をメモって
今1㎡いくらくらいかと聞いたら、まだ7000元
程度でお買い得のようで、私もマンションが買いたいと
おもったくらい、いい環境になりつつあります。
↑向こうにみえるビル群も、ちょうど建設中の
↑浐河を渡る橋ですが、結構河が干があっており
なんだかんだといっても内陸の、砂漠に囲まれた
地区なのだからでしょうか。
だんだんと西安という街が見えてきます。
これからの力強い発展とその潜在力に惹かれながら
車を走らす。。。またわくわくしてきます。
つづく。。

