先々月の、北京大学の授業で学んだのが、
中国の地域経済論というテーマ!!!
中国の経済を学ぶときに地域経済から学んだほうがいい
中国は大きな国
中国の省はヨーロッパの一カ国に値するくらいの規模がある。
アメリカの経済学者、ロストが出した本のなかで
一つの国が、伝統社会から現代社会にいくには
いくつかの段階がある。
TAKEOFF理論というものらしく
伝統的な社会段階→TAKEOFF準備段階→大衆段階
→消費段階を経て、はじめて農業国から工業国に転換できる。
TAKEOFFの段階から成熟に向かう段階には
2つのエンジンが必要!
主導的産業部門の発展である。その代表が自動車と不動産。
もうひとつのエンジンは
地域経済の経済発展がすすんでいる地域が遅れた地域をひっぱる。
中国でいえば上海、広東が、遅れた地域をひっぱる。
中国の経済発展を研究するにあたり、
地域経済を抜きにしてかたることはできない。
そんなテーマで進められたのですが、
そのなかで、私に強烈に印象づいたこと。
中国沿岸部の発展は基本的に一段落して
成長率も鈍化している。
そんななか、発展が著しいのは内陸部。
地域経済を語るのなかで政府でよくいわれている
中国を4つの区域に分けるのなら
東北、東部、中部、西部
この4つにわけられる。
東北→東北3省(瀋陽、大連、ハルピンとかあのあたり)
東部→北京、上海、広州、天津の沿岸部一体
中部→河南省郑 州、湖南省武漢、湖北省長沙
西部→四川省、重慶、ウルムチ、チベットなどなど
このようにわけられるそうで。。
GDP成長率で考えると、東部にある沿岸部は1桁台で推移するも
西部や中部は二桁を超えるともいわれている。
ほとんどの外資企業は、東部とよばれる地域は一通り
開拓しつくしたといってもいいのではないでしょうか。
そうなると次は、中部、西部。。。
こんな授業内容を私に当てはめた場合、
私もそろそろ、天津を卒業して、次の開拓地域へ
いかなければならないのでは、みたいな、
中途半端な使命感が出てまいりました。
ちょうどその直後くらいに、会社から内陸部への開拓への
打診があり、思わず快くOKしてしました。
(思わずっていうのは、いいすぎだけど、よくよく考えて)
天津で暮らし始めて、3年半が過ぎましたが
この3年半、事業も私個人も、この天津とともに発展して
参りました。
さて来年は、どの街に行き、どの街と次なる成長カーブを
描いていくのでしょうか。。
はたまた天津に残り、この街と一緒にやっていくことになるのか。
と勝手にもりあがる、今日この頃です。
いやあ!中国はおもしろいです!!
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