さて昨日の続きからで、
社内の会議で2015年という6年先の会社の姿を
想像し、具体的にどういうことが想定されるかを
仕事内容、組織に落とし込んで話し合っていく
というもの。。
いろいろな意見がでてくるなかで、
こんなものがあった。
2015年というと、私の息子はもう中学生かあ?
私もその頃は、結婚しているだろうなあ?
給料はいくらくらいになっているのだろう?
個人の生活、家庭を想定した意見。
仕事とは関係ないが、
じつは、これが一番重要なことだと私は
感じた。
今いる社員は、実はみんな若い。
私がトップで33歳であることを考えると
当然なのだが平均年齢は28歳くらいだろうか。
そんな社員達の、会社に対する、仕事に対する
家庭に対する、国会に対する、時代に対する
心理変化というか、モチベーション変化である。
これらの変化が一番、影響を受け、なおかつ
前提とする社会背景が変わると、ライフスタイルや
仕事スタイルが変化してくるからだ。
その変化に、会社がついていかければならない。
先週末に、北京大学EMBA講座を受講してきました。
ちょうど6期生の卒業式典で、そこである日本人卒業生の
卒業発表会というものがありました。
ある女性の方が、発表した内容で、
中国の改革開放からの30年をいろんな数字で変化を
追っていきます。
よくいろんな統計本などで、GDPや貿易額、外貨準備高
など見るのですが、
今回改めて、あるテーマに添ってその数値をみると
肌間隔でその数字の変化が見て取れる。
その中で、一人当たりのGDPというものがある。
※GDP(Gross Domestic Product)="国内"総生産
GDPは国内で新たに生産されたモノやサービスの
付加価値の合計額のことをいいます。
Domestic(国内の)ですから、日本企業が海外で生産した
モノやサービスは含みません。
あくまで国内の生産活動を数字として表し、
景気を測るものさしです。
中国の総額GDPは、年内にも日本を抜くのではと
言われておりますが、では個人
一人当たりのGDPは、どうでしょうか。
正直13億人もいる国家と、1億人の国家でGDP総額
を競うのは無理があるのですが、
(しかし数十年前までは総額でも差がすごくあったのですが)
日本の2007年の一人当たりのGDPは
34,326ドル
中国の2008年の一人当たりはGDPは
3266ドル
だそうで、その差は約10倍近いものです。
でもこのGDPとは平均であります。
中国では平均というデータほどあてにならない
ものはない。
この一人当たりGDPは各地域で差があります。
ちなみに、上海の一人当たりGDPは
8594ドル!日本との差は4倍とぐっと
縮まります。
その女性が発表で、上海の一人当たりのGDP
と日本の一人当たりのGDPいつごろ交差するだろうと
予測した表を独自で作成しておられました。
その表をみると、上海のGDPも緩やかに上昇し
日本のGDPもさらにゆるやかに上昇させた
無理のない、比較的予測しやすい曲線では
ありましたが、
2025年が交差ラインでした。
交差時期は前後するとしても
そのくらいの未来では、確実におこる現象だと
容易に予測できます。
GDPが一体何なんだ!と思う方もいらっしゃるでしょう。。
GDPの上昇は、すべての人間にかかわるもに
比例したり、反比例したりするものだと思います。
つづく。。。
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