不定期更新でお送りしているプレイバックシリーズ。
いよいよチャンピオンズリーグでイタリアのクラブとの対戦を迎えます。
■ 正念場
プレミアリーグ首位決戦でアーセナルに敗れたチェルシー。
落ち込む暇もなく、正念場がやってきます。
チャンピオンズリーグ第3・4節は、グループG1位のラツィオとのH&A。
第2節で敗れたチェルシーにとって連敗は許されません。
2003年10月22日
UEFA Champions League グループリーグ第3節
チェルシー v. ラツィオ
会場:スタンフォード・ブリッジ(ロンドン/イングランド)
チェルシー(4-4-2)/監督:ラニエリ
GK:クディチーニ
DF:ジョンソン、ギャラス、テリー、ブリッジ
MF:ベロン、マケレレ、ランパード、ダフ
FW:グジョンセン、ムトゥ
sub:アンブロージオ、フート、メルヒオット、ジェレミ、J・コール、グレンケア、ハッセルバインク
ラツィオ(4-4-2)/監督:マンチーニ
GK:ペルッツィ
DF:オッド、スタム、ミハイロビッチ、ファバッリ
MF:コンセイソン、アルベルティーニ、スタンコビッチ、ザウリ
FW:コッラーディ、S・インザーギ
sub:セレーニ、ダボ、ムッツィ、リベラーニ、ネグロ、フィオーレ、C・ロペス
チェルシーはデサイーが故障の為、テリーとギャラスのCBコンビ。
またベロンは古巣(1999-2001在籍)との対戦になります。
同じくラツィオを古巣(2000-2002在籍)とするクレスポは負傷欠場。
ホームでどうしても勝ちたいチェルシーはベロンを起点に攻撃を仕掛けます。
ベロンは正確なパスをムトゥへ通しますが、ラツィオの組織的な守備がゴールを阻みます。
すると38分、守勢に回っていたラツィオが先制します。
オッドがファーサイドへクロスを上げると、スタンコビッチがヘッドでゴール前に折り返します。
そして走りこんできたS・インザーギがダイビングヘッドを決めます。
前半ロスタイム、PA内に持ち込んだランパードがシュートを放つものの、クロスバーに弾かれます。
ベロンにボールが集まる為、右サイドからの攻撃に偏りがちだったチェルシーですが、後半修正してきます。
57分、左サイドからダフ、グジョンセン、ランパードへとボールを繋ぎ、ランパードが強烈なシュートをラツィオゴールに叩き込み、同点にします。
64分、ラニエリ監督が動きます。ベロンに代えてグロンキアを投入。
グロンキアは監督の期待に応えます。
65分、グロンキアのクロスからムトゥがシュート。一度はペルッツィがセーブするものの跳ね返りをムトゥが再び押し込んで逆転。
逆転に成功したチェルシーは逃げきりを図ります。
ボールを持つとラツィオ陣内のコーナーでボールキープ。
イライラが募ったフィオーレはコーナーに逃れるチェルシーの選手(ムトゥ?)を押し倒しイエローカード。
険悪な雰囲気が流れますが、チェルシーは最後まで冷静に試合を運び、勝利しました。
チェルシー 2-1 ラツィオ
第3節終了時点でチェルシーは勝ち点7。グループG単独1位になりました。
グループG
1.チェルシー 勝ち点7
2.スパルタ・プラハ 勝ち点4
2.ラツィオ 勝ち点4
4.ベシクタシュ 勝ち点3
まだまだ混戦状態のグループG。
プレミアリーグ2試合戦った後、今度はローマのスタジオ・オリンピコでの試合となります。