CL準々決勝ローマv.マンU(1stleg)戦後の会見でスパレッティ監督は「世界で最もイタリア的なチーム」とマンUの守備を賞賛しました。
中盤と最終ラインの間が狭く、スペースを与えない組織的守備と少ないチャンスを活かせる攻撃陣…。
マンUはカンプノウでも同じ事を実践しました。
UEFA Champions League semi-final 1stleg
バルセロナ v. マンチェスターU
会場:カンプノウ(バルセロナ/スペイン)
バルセロナ(4-3-3)
GK:バルデス
DF:ザンブロッタ、マルケス、ミリート、アビダル
MF:デコ、トゥレ、シャビ
FW:メッシ、エトー、イニエスタ
マンチェスターU(4-2-3-1)
GK:ファン・デル・サール
DF:ハーグリーヴス、ファーディナンド、ブラウン、エヴラ
MF:キャリック、スコールズ
MF:ルーニー、テベス、朴
FW:C・ロナウド
バルサはメッシとデコがスタメン復帰。アンリはベンチスタート。
マンUはヴィディッチが体調不良で欠場。C・ロナウドの1TOP。運動量豊富なルーニー、テベス、朴を2列目に配置。
2分 開始早々CKからC・ロナウドのヘディングをミリートが手でブロックしてPKを与えてしまう。
ところがカンプノウの異様な雰囲気が影響したのかC・ロナウドのシュートは枠外へ。
するとカンプノウのサポーター達の大声援に後押しされ、メッシを中心にバルサが反撃。
マンUもC・ロナウドのドリブルによるカウンター攻撃を仕掛ける。
前半終了時点のシュート数はバルサ8本、マンU5本。
52分 メッシからのパスをイニエスタがエトーへヒールパス。この試合一番の決定機でエトーが放ったシュートはサイドネットを揺らす。
53分 キャリックはザンブロッタ(?)をかわしてフリーでペナルティエリアに侵入するがシュートはサイドネットへ。
62分 [交代] メッシは拒否するもののボヤンと交代。
76分 [交代] ルーニー→ナニ
77分 [交代] デコ→アンリ
83分 左サイドから中央に切れ込んだアンリはミドルシュートを放つがファン・デル・サールがブロック。
85分 [交代] テベス→ギグス
バルセロナ 0-0 マンチェスターU
■バルセロナ(マルケス)、マンU(ハーグリーヴス)
シュート数はバルサ21本、マンU6本。
ボールポゼッションはバルサが62%と数字上ではマンUを圧倒しました。
しかしバルサの攻撃はマンUの堅い守備に阻まれ、可能性を感じさせるシュートはほとんどありませんでした。
一方、マンUは前半カウンター攻撃を仕掛けましたが、後半は攻撃意欲も薄く、失点しない戦いに終始してました。
スコアレスドローは両監督にとってほぼプラン通りだったのではないでしょうか!?
バルサは、2ndlegドローでもアウェーゴールを奪うことが出来れば勝ち上がれます。
マンUは、今シーズン公式戦でほとんど勝ちを収めている(23勝3敗1分)オールド・トラッフォードに勝負が持ち越されたのは大きいでしょう。