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プレミアリーグ第7節

マンチェスター・U 2-0 チェルシー

会場:オールド・トラッフォード(マンチェスター/イングランド)

審判:マイク・ディーン

得点:48分 テベス/90分 サア(PK)


スタメン

◇チェルシー(4-3-3)

GK:ツェフ

DF:フェレイラ、ベン・ハイム、テリー、A・コール

MF:、エッシェン、マケレレ、ミケル

FW:J・コール、シェフチェンコ、マルダ

サブ:クディチーニ、アレックス、SWP、カルー、ピサロ

◇マンチェスター・U(4-4-2)

GK:ファン・デル・サール

DF:W・ブラウン、R・ファーディナンド、ヴィディッチ、エヴラ

MF:C・ロナウド、スコールズ、キャリック、ギッグス

FW:テベス、ルーニー


交代

59分 シェフチェンコ→カルー

69分 マルダ→SWP

76分 J・コール→ピサロ

79分 テベス→サア


退場

32分 ミケル


試合概要

試合前、チェルシーサポーター席からモウリーニョ前監督へ感謝のメッセージが見受けられました。


◇前半

チェルシーは、A・コールの積極的な攻撃参加により左サイドから攻める。

マンUは、シンプルに前線にパスを出してFW2人の個人能力で何度かシュートチャンスがあったもののツェフの好セーブにより阻まれる。

32分にミケルがエブラと接触。一発退場となる。

10人になったチェルシー。グラント監督の指示により、システムを4-4-1に変更。

しかしながら、高さもスピードもないシェフチェンコが前線で孤立してしまい、攻撃の手がかりが掴めず防戦一方となる。

マンUは、攻めるもC・ロナウドも輝きを見せられず、ロスタイムに。しかし、CKからの攻めでゴール前でフリーになっていたテベスのヘディングシュートが決まり先制する。


◇後半

ハーフタイム後、メンバー交代なし。前半同様にチェルシー防戦一方の展開。

59分に1TOPのシェフチェンコがカルーと交代するが効果なし。

疲れが徐々に見えてきたマルダやJ・コールに代わってSWPとピサロを投入。

しかし、今日のチェルシーは動きも悪く、精彩を欠いたまとまりのないプレーばかり。

最後は、ベン・ハイムがサアにペナルティエリア内でファール。PKを与えて失点。

チェルシーは枠内シュート1の内容で試合終了。


試合終了後、グラント新監督は相手チーム関係者と握手を交わすこともなく、ただ何処へ行くともなく歩いていました。

同監督に歩み寄り、握手を求めるサー・アレックス・ファーガソン監督。

ただ立ち尽くすだけのチェルシーサポーター・・・。


メモ

モウリーニョ監督退任後、初の試合でしたが、予想通りとも言える試合内容でした。

チェルシー初采配のグラント新監督。システムは従来の4-3-3を採用。

一方、今まで活躍の場があまり与えられなかったベン・ハイムとフェレイラをスタメン起用。アレックスはベンチ、ベレッチはベンチ外へ。


フェレイラの起用は、左SBのA・コールが攻撃参加しやすい様に守備的な選手を入れたと解釈出来ます。

しかし、1対1に強いアレックスをスタメンから外すのはどういう理由があったのでしょうか?

アレックスよりもスピードがあるという理由だったとしてもベン・ハイムは1対1に弱く、テリーとの連携も不十分に感じました。

また、ピサロやカルーをスタメン出場させずに強さも高さもないシェフチェンコをセンターFW起用するのも理解に苦しみます。


試合を通してエッシェンをはじめとする何人かの選手は、完全に普段とは比べ物にならないパフォーマンスでした。パスミスやキープ力がなく、ラフプレーも必要以上に多かったです。


10人になり先制されたにも関わらず、ハーフタイム後、ベンチに何の動きがなかったのも疑問です。

モウリーニョ前監督時代ならば、4-3-2にして前線をスピードとテクニックのある選手に切り替えていたでしょう。

59分までシェフチェンコの交代が遅れたのは、やはりアブラモビッチオーナーとシェフチェンコが怖かったのか?


選手交代は、いたってオーソドックスとも言えますが、状況打破する為の交代はありませんでした。

先日のローゼンボリ戦を見ると、チェルシーは終盤、3バックにして前線にテリーを上げる等、ギャンブル的行為で勝負に出ましたが、この試合は何の抵抗もなく時間を浪費した感がありました。


グラント新監督は終始腕組み。戦う姿勢もなく、策もなく。

クラークは審判に抗議をしたり、選手に頻繁に指示を与えるなど、誰が監督なのか判らない状態でもありました。


この体制はいつまで続くのでしょうか?先行きが不安になる試合でした。