舞台の観劇記録を失礼します。
今日は「CHOOSE DAY」という作品を観てきたよ。
会場は渋谷のレストラン、神南軒!
そう。劇メシという企画でご飯を楽しみながらお芝居が観られるのです。なんて贅沢なの。
とても雰囲気の良いフロアで、美味しいご飯を頬張り(なんとお酒まで飲めちゃう)、ライブ感覚でお芝居が目の前で繰り広げられているのです。
8人の男女が"選択"という人生の分岐点に立たされたときのお話。
あと一年半後には、学生という鎧を脱いで社会で戦っていかなくてはいけないこの身とすごく重なって、妙にリアルでした。
選択に迫られることは誰もが通る道。普遍的なテーマを、舞台の板の上でもなく、大きなセットを使うこともなく、レストランという日常的な空間で見せるからこそ、お客さんそれぞれのこれまでの人生、これからの人生とリンクさせより現実味を持たせているな、と感じました。
たったの60分間で展開されるお話。お芝居っていうより映画を観てる感覚の方が近いかもなぁ。
実際にお客さんが座って食事している席と席の間や、テーブルを使って芝居してるので距離が非常に近い。すぐ横で観られるのってなかなかないし、役者にとっても技量が試されるし良い経験になるだろうなぁって思いながら観てました。
似たようなコンテンツだと、登校前や通勤前に朝ごはんを食べながらお芝居を観られる朝劇(今でもやってるよ)を一昨年?に観たけど、その時はキャストは実際にウェイターになって料理を提供したり注文をとってたりして、店を運営する側のお話だったけど
今回は店に来る側=お客さん側の人々の話だったから、実際に私たちも同じ空間に食事にきてて他人の人生をちょこっと覗き見してる感覚だった。アンサンブルとしてお客さん役を観客がやってるみたいな感じ。メタ構造おもしろい。
こういう媒体が増えると、普段劇場に足を運ぶのは難しそうだなぁって人も、難易度が低くなって舞台を観る機会が増えるのではないか!素敵!って思いました。
神南軒、とっても素敵だったから
今度お芝居やってないときでも行ってみよう。
では。