子どもって、サラッと名言を口にします。ある日の「ひがまなび教室」 | 本の世界へようこそ ふらりと立ち寄りたい ひがっちの小さな本屋さん 比嘉教子

☆三度の飯より本が好き。📕

本が大好き。

「ひがっちの小さな本屋さん」店主

「ひがまなび教室」塾長のひがっちです。


【名言いただきました】


「○○ちゃん、国語辞典出しといてね。」

小学4年生の○○ちゃんに声をかけました。


 ○○ちゃんは、漢字の練習のプリントに取り組んでいるところです。


「また競争する?」キョロキョロ

このところ、辞書を引くスピードが上がってきたので、辞書引きの競争をしてます。


「いいよ!また今日も私が勝つしチョキ

「え!練習してきたから、ウチの勝利だし物申す」と○○ちゃんも勝利宣言。


漢字プリントが終わったら、辞書引きマッチをすることにしました。


静かに漢字練習を続けているので、ちょっとだけプリントをのぞいてみました。

「愛」の字の練習をしていて、とても良い字を書いてあります。


ふと見ると、ひとつだけ

「受」

という字が見えました。


「○○ちゃん、一つだけ、心が抜けているのがあるよ」

○○ちゃんに言うと、すぐに手元のプリントを見返していました。


「あ、ホントだ!変になってる」

出会った頃は、ひらがなもなかなか書けなくて泣いてることも多かった○○ちゃん。

『間違いを発見するのも速くなったなぁ』としみじみしてしまいました。


すると、「受」を「愛」に書き直しながら、○○ちゃんが言いました。


『心』がなければ、

『愛』じゃないよね」 


「心がなければ、愛じゃない!」


漢字の話なんですが、

『そうだよなぁ、何かを愛するのは、

心がいるよなぁ‥‥子どもって、サラッと

いいこと言うよなあ』と一人で、○○ちゃんの一言に感動した塾長でした。照れ