88年の夏ごろ、麻原のシャクティーパットは終わりを告げ、その後をケイマが引き継ぐ事となった。
まあ、そのせいでケイマのなんか受けられるかよって事で、ワシとかイシディンナとかが出家するのだが。
で、麻原は本人による最後の直接のエンパワーメントとして、特別イニシエーションを行う事とした。
布施金額は30万円。
これが後に秘儀瞑想体系の基本の金額となる。
シャクティーパット7回分のエネルギー移入とされ、3時間付きっきりでシークレットヨーガからアーサナ、プラーナーヤーマの指導、シャクティーパットを3回連続、最後に目の前に座る麻原が両手を握って一緒にマントラを唱える。
などといった内容だった。
それまでの価格との比較では、道場でのコースは青山荘時代とは異なっており、合計60時間のコース参加に6万円でシャクティーパットに申し込みで2万円の合計8万円かかっていた。
シャクティーパット1回で8万円なのだから、特別イニシエーションの価格はむしろ安い。
ま、金銭感覚おかしくなってるなとは思う。(笑)
そして、特別イニシエーションに続くそれ以上のイニシエーションとして登場したのが、グルヨーガ・マイトレーヤ・イニシエーションである。
マイトレーヤのイニシエーションをグルが行う。
そのグルとはもちろん麻原の事である。
麻原はマイトレーヤなのだから、当然の事である。