56億7千万年というのはとてつもなく長い時間である。
しかし、この時間はかなりアバウトに計算されたものである。
そもそも天界の神々は人間などよりも遥かに寿命が長いのだが、第一天界でさえその一日は人間界の400年と言われる。
当然に、マイトレーヤが修行をしている第四天界の兜率天は、それよりもかなり寿命が長くなる。
で、マイトレーヤの寿命が尽きる、つまり兜率天の平均寿命はこんなもんじゃね、と言われているのが56億7千万年というわけなのだ。
ところが麻原はこれに異論を唱えた。
56億7千万年じゃない、78億6千万年だと言い出したのだ。
自分の寿命は平均よりもかなり長いという主張である。(笑)
まあ、ご本人が仰るのなら、それはそういう事にしておくしかあるまい。
この説法がいつであったのかの記憶は定かではない。
なんとなく大勢の前であったように思うのだがどうだろう。
56億7千万年にしても78億6千万年にしても、いずれにせよその時には現代の人類が絶滅しているはずだから、まあ、どっちでもいいかなという気はするが。
そして、麻原が自分をマイトレーヤだと主張しているものが他にもいくつか存在する。