またしても藤井聡太がその強さを見せつけた。
戦略家の渡辺は事前準備を十分にして、序盤から中盤にかけて優位を築きそのまま終盤を押し切るのを得意としている。
藤井聡太とは終盤での読み比べで自分が劣っている事を自覚しているため、なおさらその傾向が強い。
そのため、藤井聡太は序中盤で十分すぎるほどに時間を使い、不利な形勢になることを避けた。
その結果、65手まで進んだ時点で藤井聡太の持ち時間は残り7分。
しかし、終局は171手だった。
しかも、十分に時間を残していたはずの渡辺の方が先に秒読みに追われる結果となってしまった。
その中でも特に印象に残ったのが残り3分になってから。
視聴者はそれを「永遠の3分」と呼んだ。
まあ、しかし、ほんと凄いね。
見てる人は一般人だと思うんだけど、「藤井曲線」にしてもこの「永遠の3分」にしても見事なネーミングという他はない。
この呼び方も「ひふみん」みたいに定着するのだろうか。