メインの食事は昼食であり、本来は1日1食である。
そのメインの食事の主食が玄米であり、オウムでも初期は玄米粥か胚芽米粥であった。
そうは言っても、その玄米の量が茶碗半分もない。
これが主食であり、これが昭和であった訳だが、これが現代なら虐待になっている事だろう。
しかも、お金を払ってこの待遇である。(笑)
おかずは野菜のみで肉・魚はない。
豆腐や納豆はあり、これはオウムと同じ。
驚くべきはその調理方法である。
例えば、ほうれん草のおひたし。
一応、切ってはあるのだが、軽く湯をくぐらせただけと思えるほとんど生の状態。
しかも根っこが付いている。
根本の赤い部分だけでなく、その先に数センチ根っこが伸びている。
まあ、全体食の考え方ならば当たり前といえるのだが。
白米ではなく玄米を食べるというのも同じ考え方。
白米よりは胚芽米、胚芽米よりは玄米のほうがよいとする。
オウムが玄米だけでなく胚芽米でも良いとしていたのは、玄米がまずくて食べられない人の為の救済措置である。
砂糖は基本的に取らないが、一般の人が家庭で摂取する場合、白砂糖よりは赤砂糖(当時はまだ赤砂糖があった)、赤砂糖よりは黒砂糖、黒砂糖よりはサトウキビの汁(沖縄返還後に使われるようになった表現)という考え方をしていた。